生成AI

最終更新日:2026/10/26
Claude Opus 5.5は、2026年9月22日にAnthropicが公開したClaudeの新モデルです。Opus 5よりAPIの入出力単価が20%下がりました。公式では、典型的な作業の実行コストが約40%下がると説明しています。
そんなOpus 5.5ですが、
「自社のプランで使えるのか」「Fable 5.1とどう使い分けるのか」「移行時に何を直せばよいのか」
というような疑問を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、この記事では公式情報をもとに、Opus 5.5の料金、性能、Opus 5との違い、移行時の注意点などについて解説します。

Claude Opus 5.5は、Anthropicが2026年9月22日に公開したモデルです。Claude 5.5ファミリーの最初のモデルにあたります。長時間のコーディング作業や知識労働を主な用途とします。
Anthropicは、多くの作業で上位モデルのClaude Fable 5.1と同じ水準の性能が出ると発表しました。さらに、既定の設定で典型的な作業を行った場合、Opus 5より約40%安く済むとしています。
ここで注意したいのが「約40%」の意味です。これはAPIの単価がそのまま40%下がったという話ではありません。単価の値下げに加え、少ない手順で作業を終える効果を含めた「実行コスト」の比較です。詳しくは料金のセクションで説明します。
公式ドキュメントでは、多くの用途で最初に試すモデルとしてOpus 5.5が推奨されています。難しい推論や長時間のエージェント作業にはFable 5.1、という位置づけです。
主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 公開日 | 2026年9月22日 |
| モデルID(Claude API) | claude-opus-5-5 |
| コンテキストウィンドウ | 100万トークン |
| 最大出力 | 12.8万トークン |
| 知識のカットオフ | 2026年6月 |
| 入力と出力 | テキスト・画像を入力し、テキストを出力 |
| 思考(推論) | 適応型思考が常にオン(無効化不可) |
| 既定のeffort | medium |
| 提供先 | Claude API、Amazon Bedrock、Google Cloudなど(詳細は後述) |
※Anthropic公式ドキュメント(2026年9月時点)に基づきます。
トークンとは、AIが文章を処理するときの単位です。コンテキストウィンドウは、一度に読み込める情報量の上限を指します。100万トークンあれば、長い資料や大規模なコードもまとめて扱えます。
Opus 5.5が注目される理由は、性能と価格の両方が改善した点にあります。新しいモデルは性能が上がる一方で、価格も上がることが少なくありません。Opus 5.5は性能を伸ばしながら、API単価を20%下げました。
つまり、同じ予算でより多くの業務にAIを使えることを意味します。これまで費用面で上位モデルの利用を見送っていた業務も、検討の対象になるでしょう。
また、後続モデルについても発表があります。Claude Sonnet 5.5とClaude Haiku 5.5は、今後数週間のうちに提供予定です。
関連記事:Claude(クロード)とは?できること・料金・使い方を解説
出典:Introducing Claude Opus 5.5|Anthropic/Claude Opus 5.5|Claude Platform Docs/Models overview|Claude Platform Docs

Opus 5からの変化は、性能・速度・コストの3点が同時に良くなったことです。一方で、既定の「考える深さ」が1段下がった点には注意が必要です。まず主な違いを表で確認しましょう。
| 項目 | Opus 5 | Opus 5.5 |
| API料金(入力/出力、100万トークンあたり) | $5/$25 | $4/$20 |
| キャッシュ読み込み(100万トークンあたり) | $0.50 | $0.20 |
| 出力速度 | ― | Opus 5より30%以上高速 |
| 既定のeffort | high | medium |
| 思考の無効化 | 可能(設定による) | 不可(常にオン) |
| 知識のカットオフ | 2026年5月 | 2026年6月 |
※Anthropic公式発表・公式ドキュメント(2026年9月時点)に基づきます。
1つ目の違いは、エージェント型のコーディング性能です。エージェント型とは、AIが自分で手順を考え、ツールを使いながら作業を進める使い方を指します。
Anthropicの発表では、Terminal-Bench 4.0のスコアが52.3%から66.4%に伸びました。Opus 5.5の値はxhighで計測したものです。早期テスターの1人は、68万行のコード移行を1日かからずに終えたと報告されています。エンジニアチームなら数週間かかる規模の作業です。
早期テスターのClioの開発者は、18時間にわたる無人の作業を任せた例を紹介しています。途中の区切りを早く達成し、手直しもほとんど要らなかったそうです。長時間、人の手を離れて作業を進められる点は、開発現場の生産性に直結します。
2つ目は速度です。Opus 5.5は、Opus 5より30%以上速く出力を生成します。
長い資料の作成やコード生成では、待ち時間の短縮を実感しやすいでしょう。
エージェント型の作業では、AIが何度も出力を繰り返しながら作業を進めます。1回あたりの出力が速くなれば、作業全体の完了時間も短くなります。人がAIの結果を待つ時間が減る点も、業務の流れを止めない利点といえます。
3つ目はコストです。API単価は入力・出力ともに20%下がりました。
加えて、Anthropicは既定の設定なら典型的な作業で約40%安くなると発表しています。単価と実行コストの違いは、次の料金セクションで詳しく解説します。
4つ目は文章の読みやすさです。公式発表によると、Opus 5.5は以前のモデルより自然に伝え、最も重要な情報を冒頭に置きます。
早期テスターからは「文章が明確で追いやすい」という声が寄せられました。Opus 5に多かった指摘への改善とされています。社内向けの報告書やメールの下書きで、手直しの手間が減る可能性があります。
5つ目は安全面です。プロンプトインジェクションとは、外部の文章に紛れ込ませた不正な指示で、AIを意図しない動作に誘導する攻撃を指します。
Anthropicによると、Opus 5.5はテストしたすべての場面でOpus 5と同等以上の耐性を示しました。対象はコーディング、ツール利用、コンピュータ操作、Web閲覧の4場面でした。
6つ目は、既定のeffortの変更です。effortとは、AIが回答前にどれだけ深く考えるかを決める設定のことです。
Opus 5の既定値はhighでしたが、Opus 5.5ではmediumに変わりました。設定を省略すると、Opus 5より1段低い深さで動く点に気をつけましょう。コストと速度の面では有利ですが、難しい作業では設定を上げる判断も必要です。
また、Opus 5.5では思考(回答前の推論)を無効にできません。以前は思考を切って費用を抑えていた使い方でも、Opus 5.5ではeffortを下げて調整します。公式の移行ガイドも、思考を無効化していた場面では低いeffortを選ぶよう案内しています。
なお、同じeffortでもOpus 5.5は1回あたりの思考量が多いです。そのため、以前のモデルの設定をそのまま引き継がず、自社の業務で試して決めることが推奨されています。
出典:Introducing Claude Opus 5.5|Anthropic/What’s new in Claude Opus 5.5|Claude Platform Docs/Claude Opus 5|Claude Platform Docs

APIの入出力単価はOpus 5より20%低くなりました。約40%という数値は、Anthropicが典型的な作業について示した実行コストの比較です。この2つの数字を分けて理解することが、コスト見積もりの第一歩になります。
API料金の比較は次のとおりです。
| 項目(100万トークンあたり) | Opus 5 | Opus 5.5 |
| 入力 | $5 | $4 |
| 出力 | $25 | $20 |
| キャッシュ書き込み(5分) | $6.25 | $5 |
| キャッシュ書き込み(1時間) | $10 | $8 |
| キャッシュ読み込み | $0.50 | $0.20 |
| Batch API(入力/出力) | $2.50/$12.50 | $2/$10 |
※Anthropic公式ドキュメント(2026年9月時点)に基づきます。Batch APIは入出力とも50%割引です。料金は変更の可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
キャッシュとは、同じ文脈を繰り返し送るときに、前回の処理結果を再利用する仕組みです。長い資料を何度も参照する使い方では、費用を大きく左右します。Batch APIは、急ぎでない大量の処理をまとめて依頼する方式を指します。
単価の値下げ幅は、入力・出力とも20%です。キャッシュ読み込みは$0.50から$0.20へ、60%下がりました。
一方、公式発表の「約40%」は次の文脈で示された数字です。「既定の設定では、典型的な作業でOpus 5より40%安くなる」。つまり、単価の値下げに加えて、少ない手順やトークンで作業を終える効果が含まれています。
そのため、自社の業務で同じ削減率になるとは限りません。確実に効くのは単価の20%減です。残りの部分は、作業の種類や使い方によって変わると考えるのが妥当でしょう。
Anthropicの公式ブログには、ターン数と費用の関係を示す試算例があります。ターンとは、AIとのやり取り1往復を指します。
ここで大切なのは、これらが入力分のみの試算だという点です。出力、思考に使ったトークン、キャッシュ書き込みの費用は含まれていません。タスクの総額は、別に測る必要があります。
この例が示すのは「ターン数が減るほど費用も下がる」という関係です。Opus 5.5が少ない手順で作業を終えられれば、単価以上の削減につながります。
社内で試算するときは、次の手順がおすすめです。
参考値として、公式ブログはClaude Codeの費用目安も紹介しています。企業利用全体の平均で、開発者1人・稼働日あたり約$13です。90%の利用者は$30未満に収まるとされています。
単価の違いが月額でどれくらい効くのか、公式の単価をもとに試算してみます。前提は、資料の要約業務を月1,000件行うケースです。
| 項目 | Opus 5 | Opus 5.5 |
| 入力費用 | $100 | $80 |
| 出力費用 | $50 | $40 |
| 月額合計 | $150 | $120 |
※公式の単価(2026年9月時点)をもとにした編集部の試算です。思考に使うトークン、キャッシュの効果、ターン数の違いは含めていません。
単価だけで見ても、月額は20%下がります。さらに少ない手順で作業を終えられれば、削減幅は大きくなるでしょう。逆に、effortを上げて思考量が増えると、費用も増える点には注意しましょう。
Opus 5.5の費用をさらに抑えるうえで、有効な方法は次の3つです。
1つ目は、キャッシュの活用。社内規程やマニュアルなど、毎回同じ資料を読ませる使い方に向いています。読み込み単価は通常入力の20分の1です。なお、キャッシュできるのは512トークン以上のプロンプトに限られます。
2つ目は、Batch APIの利用です。夜間の一括処理のように、すぐに結果が要らない作業なら入出力とも半額になります。
3つ目は、effortの使い分けです。単純な分類や抽出はlow、通常業務はmediumといった形で、作業ごとに設定を変えましょう。考える量が減れば、その分の費用と待ち時間を抑えられます。
Opus 5.5には、出力を最大2.5倍速くする高速モードもあります。料金は入力$8/出力$40で、通常の2倍です。
公式ドキュメントでは研究プレビューとして案内されています。利用先はClaude APIで、Amazon BedrockやGoogle Cloudなどでは使えません。公式発表によると、Claude Codeでも利用できます。スピードが売上や業務効率に直結する場面に絞って使うとよいでしょう。
出典:Claude Opus 5.5|Claude Platform Docs/What a task costs on Opus 5.5|Claude/Introducing Claude Opus 5.5|Anthropic

Claude Opus 5.5は、無料プランでは使えません。公式料金表では、Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プランにOpus 5.5が含まれています。あわせて、5時間ごとの利用上限も引き上げられました。
以下の表は、Claudeアプリの契約プランを比較したものです。Claude APIの料金や利用枠は別に確認してください。Enterpriseは契約形態とシート種別で、Fable 5.1の課金方法が異なります。法人契約では、管理者によるモデル制限の有無も確認しましょう。
| プラン | 料金(米ドル) | Opus 5.5 | Fable 5.1 |
| Free | $0 | × | × |
| Pro | 月$20(年払いは月$17相当) | ○ | 通常の上限の外で、従量課金の利用クレジットを消費 |
| Max | 月$100〜 | ○ | 週の利用上限の50%までプランに含まれる |
| Team(標準シート) | 月$25(年払いは月$20) | ○ | 従量課金の利用クレジット |
| Team(プレミアムシート) | 月$125(年払いは月$100) | ○ | 週の利用上限の50%までプランに含まれる |
| Enterprise | 公式サイトで確認 | ○ | シート型は種別により異なる。利用量課金型はAPI料金で課金 |
※Anthropic公式料金ページ・ヘルプセンター(2026年9月時点)に基づきます。
注目したいのは、ProとTeam標準シートでの違いです。Opus 5.5はプランの利用枠内で使えます。一方、上位のFable 5.1は従量課金の利用クレジットを消費します。コストを抑えたい企業にとって、Opus 5.5を標準モデルにする判断材料になるでしょう。
関連記事:Claudeのプランを比較!料金・機能の違いと選び方を解説
どのプランを選ぶかは、利用人数とFable 5.1を使う頻度で考えると整理しやすくなります。以下は公式の料金表をもとにした編集部の目安です。
Fable 5.1をよく使う人だけプレミアムシートにする、といった組み合わせも検討できます。全員を上位シートにするより、費用を抑えやすいでしょう。
Anthropicの公式発表によると、5時間ごとの利用上限が引き上げられました。対象はPro・Max・Team・シート型Enterpriseです。
また、公式ブログはPro・Max・Teamについて、次のように説明しています。Opus 5.5の価格低下は、キャッシュ済みの文脈を含めて利用枠に反映されます。その結果、Opus 5より約25%多く使える目安です。
ただし、これは利用時間を保証する数字ではありません。実際に使える量は、依頼の内容や長さによって変わります。なお、キャッシュ読み込みの追加の値下げは、API料金の変更として扱われています。
サブスクリプション利用者には、レート制限のリセットも配布されました。レート制限とは、一定時間内に使える量の上限のことです。
このリセットは保存しておき、好きなタイミングで使えます。締め切り前など、利用量が増える場面に取っておくと便利でしょう。有効期限は、アプリ内の表示をご確認ください。
出典:Plans & Pricing|Claude/Claude Fable models on your plan|Claude Help Center/Introducing Claude Opus 5.5|Anthropic/What a task costs on Opus 5.5|Claude

Anthropicが公表したベンチマークでは、Opus 5.5が高い結果を示しました。特にエージェント型コーディングと知識労働の評価で目立ちます。ただし、モデルごとの計測条件は揃っていません。表の下の注記とあわせて確認しましょう。
| ベンチマーク | Opus 5.5 | Fable 5.1 | Opus 5 | GPT-6 Astra |
| Terminal-Bench 4.0 | 66.4% | 55.8% | 52.3% | 57.9% |
| FrontierCode v1.1 | 54.4% | 50.3% | 48.0% | 53.3% |
| GDPval-AA v2.1 | 1846 | 1735 | 1708 | 1542 |
| AutomationBench | 40.0% | 31.4% | 26.9% | 41.4% |
| OSWorld 2.0 | 81.8% | 80.7% | 74.0% | ― |
※Anthropic公式発表(2026年9月時点)の数値です。GPT-6 Astraの一部の数値は、OpenAIによる報告値です。
主なベンチマークの意味を簡単に補足します。
表のとおり、Opus 5.5は上位モデルのFable 5.1を多くの項目で上回りました。一方、AutomationBenchではGPT-6 Astraが上回っています。
表にない4項目の結果も確認しておきましょう。
Terminal-Bench-Scienceでも、GPT-6 Astraが上回っています。すべての分野でOpus 5.5が最も優れているわけではありません。
Anthropicはコスト面の比較も示しています。
いずれもAnthropic自身による比較です。自社の業務に当てはまるかは、実際に試して判断するのが確実でしょう。
公式発表には、早期に試した企業の声も掲載されています。
いずれも、品質を保ちながら手順や費用を減らせたという評価です。数値の裏付けがある事例が多い点は、社内説明の材料として使いやすいでしょう。
出典:Introducing Claude Opus 5.5|Anthropic

多くの業務はOpus 5.5から始め、難しい推論や長時間のエージェント作業だけFable 5.1に上げる。これがAnthropic公式ドキュメントの推奨する使い分けです。
現行モデルの比較は次のとおりです。
| 項目 | Fable 5.1 | Opus 5.5 | Sonnet 5 | Haiku 4.5 |
| 主な用途 | 高度な推論・長時間のエージェント作業 | 長時間のコーディング・知識労働 | 速度と賢さのバランス | 最速で高い知能 |
| 応答速度 | 遅め | 中程度 | 速い | 最速 |
| 入力/出力(100万トークンあたり) | $10/$50 | $4/$20 | $2/$10 | $1/$5 |
| コンテキストウィンドウ | 100万トークン | 100万トークン | 100万トークン | 20万トークン |
| 既定のeffort | high | medium | high | 非対応 |
| 知識のカットオフ | 2026年6月 | 2026年6月 | 2026年1月 | 2025年2月 |
※Anthropic公式ドキュメント(2026年9月時点)に基づきます。
API単価で比べると、Fable 5.1はOpus 5.5の2.5倍です。性能差が小さい作業なら、Opus 5.5を選ぶほうが費用対効果は高くなります。
用途別の選び方の目安をまとめます。
公式発表と公式ドキュメントの内容から、Opus 5.5が力を発揮しやすい業務を整理します。
反対に、定型的な分類や大量のデータ処理では、Sonnet 5やHaiku 4.5のほうが費用を抑えられる場合があります。業務の性質に合わせて選ぶことが、コストと品質の両立につながります。
まずOpus 5.5で試し、品質が足りない業務だけ上位モデルに切り替える。この順番なら、費用を抑えながら品質も確保できます。
出典:Models overview|Claude Platform Docs

Claude Opus 5.5は、Claudeアプリ、Claude Code、API、主要クラウドで使えます。自社の使い方に合わせて確認しましょう。
Claudeアプリ(Web版・デスクトップ版・モバイル版)では、有料プランで利用できます。ログイン後、モデルの選択メニューからOpus 5.5を選ぶだけです。
よりよい回答を得るには、依頼の目的、ほしい成果物、前提条件を具体的に伝えることが大切です。たとえば「営業部向けに、3社の比較表をA4一枚で」のように書くと、狙いどおりの出力に近づきます。
Opus 5.5が得意なのは、長い資料の読み込みや、複数の手順がある作業です。業務で試しやすい依頼文の例を3つ紹介します。
例1:会議資料の要約
例2:比較表の作成
例3:社内文書の書き直し
どの例も「目的」「形式」「分量」を指定している点が共通します。条件を具体的に書くほど、手直しの回数を減らせます。
Claude Codeは、ターミナルなどから使える開発者向けのAIツールです。Opus 5.5を使うには、バージョン2.1.280以降が必要になります。
Pro・Max・Team・Enterprise、Claude APIで使う場合、既定のモデルはOpus 5.5です。ただし、Microsoft Foundry経由では既定のモデルが異なります。組織の設定によっても変わるため、利用環境で確認してください。
モデルは「/model opus」で選べます。考える深さは「/effort high」のように変更できます。
APIやクラウドサービスでは、提供先ごとのモデルIDを指定します。
| 提供先 | モデルID |
| Claude API | claude-opus-5-5 |
| Amazon Bedrock | anthropic.claude-opus-5-5 |
| Google Cloud | claude-opus-5-5 |
| Microsoft Foundry | claude-opus-5-5 |
| Claude Platform on AWS | claude-opus-5-5 |
※Anthropic公式ドキュメント(2026年9月時点)に基づきます。
モデルIDを指定したうえで、effortで考える深さを調整するのが基本です。公式ドキュメントでは、effortの目安が次のように示されています。
出典:Model configuration|Claude Code Docs/Claude Opus 5.5|Claude Platform Docs/Effort|Claude Platform Docs

APIでOpus 5を使っている場合、モデルIDを変えるだけでは動かないことがあります。主な変更点は「思考を無効化できない」「ツールの強制指定ができない」などです。開発者や情報システム部門は、切り替え前に確認しておきましょう。
以下の表に出てくる「400エラー」とは、リクエストの内容が受け付けられずに返されるエラーを指します。
| 変更点 | Opus 5.5での挙動 | 対応 |
| 思考の無効化・手動の思考予算 | 400エラー | 思考の設定を外し、effortで深さを調整する |
| ツールの強制指定(tool_choiceのany/tool) | 400エラー | autoを使い、厳格なツール利用や構造化出力と組み合わせる |
| 思考ブロックがモデルと会話に紐づく | 途中でsystemプロンプトやツール定義を変えると、400エラーになる場合がある | 会話は追記型で運用する |
| 旧コンピュータ操作ツール(computer_20251124) | Claude APIとGoogle Cloudで400エラー | 新しいツールセット(computer_toolset_20260801)に移行する |
| ツール呼び出しの合間の文章 | 思考ブロックとして返り、既定では表示されない | 表示設定(thinking.display)を変更する |
| 既定のeffort | highからmediumに変更 | 必要な値を明示的に設定する |
※Anthropic公式の移行ガイド(2026年9月時点)に基づきます。
思考ブロックの紐づけは、2026年8月31日以降に作成したアカウントで既定で適用されます。なお、旧コンピュータ操作ツールはAmazon Bedrockなら引き続き利用可能です。
エラーにならない変更にも注意が必要です。ツール呼び出しの合間の文章は、ユーザーへの進捗表示に使われることがあります。設定を変えないと、処理中の表示が止まったように見えるかもしれません。
表の変更点に加えて、公式の移行ガイドは次の確認も求めています。
これらは本番環境で問題が起きやすいポイントです。切り替え前にテスト環境で確認しておきましょう。
出典:Migrating to Claude Opus 5.5|Claude Platform Docs/What’s new in Claude Opus 5.5|Claude Platform Docs

Opus 5.5には、サイバーセキュリティと生物学の分野で追加の安全対策が組み込まれています。業務の内容によっては、別のモデルに切り替わって処理される場面がある点に注意しましょう。
1つ目は、サイバーセキュリティ関連の作業です。公式発表によると、多くのサイバーセキュリティ関連タスクはOpus 4.8に切り替えて処理されます。ただし、通常の開発工程でのバグの特定や修正は、そのまま行えます。セキュリティ診断などを業務で行う企業は、事前に動作を確認しておくと安心です。
2つ目は、生物学分野です。Opus 5.5には、Fable 5.1と同じ生物学の安全対策が適用されています。生物学研究に使いたい組織は、Life Sciences Verification Programに申請できます。
また、Anthropicは行動面の評価結果も公表しました。Opus 5.5は、不適切な振る舞いに関するほぼすべての指標で、最近のClaudeモデルを上回る結果でした。評価の詳細は、公式発表からリンクされているシステムカードに記載されています。
モデルの切り替えや安全対策による制限を踏まえ、社内で次の点を決めておくと安心です。
AIの回答は、最終的に人が確認する前提で運用しましょう。特に対外的な文書や数値を含む資料では、出典の確認を欠かさないことが大切です。
出典:Introducing Claude Opus 5.5|Anthropic

社内展開の判断は、「プラン」「コスト」「業務への影響」の3点を確認すると進めやすくなります。
新モデルの公開直後は、話題性から一斉に切り替えたくなるものです。しかし、契約や既存システムとの関係を確認せずに進めると、想定外の費用や不具合につながりかねません。立場ごとに確認したい項目をまとめました。
業務部門・DX推進担当
情報システム部門
開発者
チェック項目を関係者で共有しておけば、導入後の「想定と違った」を防げます。
確認が済んだら、次の3段階で進めると失敗しにくくなります。
最初から全社展開するより、効果と課題を早く把握できます。社内の説得材料にもなるでしょう。
関連記事:生成AIサービスの比較と企業一覧
出典:Plans & Pricing|Claude/Claude Fable models on your plan|Claude Help Center/Migrating to Claude Opus 5.5|Claude Platform Docs

Claude Opus 5.5は、上位モデルのFable 5.1と同水準の性能を、より低いコストで使えるモデルです。要点は次の4つです。
まずは既定のmediumで自社の業務を試し、品質と総費用を測ってみましょう。そのうえで、Fable 5.1や他社の生成AIと比べて最適な組み合わせを選ぶのがおすすめです。
アイスマイリーでは、生成AI のサービス比較と企業一覧を無料配布しています。課題や目的に応じたサービスを比較検討できますので、ぜひこの機会にお問い合わせください。
無料(Free)プランでは使えません。Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プランで利用できます。APIの場合は、使った量に応じた従量課金です。
Opus 5は現在、旧世代(レガシー)の扱いです。公式ドキュメントでは、提供終了は2027年7月24日より前にはならないとされています。AnthropicはOpus 5.5への移行を推奨しています。
Anthropicは、Claude Sonnet 5.5とClaude Haiku 5.5を今後数週間のうちに提供すると発表しました(2026年9月22日時点)。性能・効率・安全性の改善の多くを引き継ぐ予定です。最新の提供状況は公式サイトをご確認ください。
まずは既定のmediumで試すのがおすすめです。品質が足りない場合はhighに上げましょう。30分を超えるような長時間の作業にはxhigh、最も深い推論が必要な場合はmaxが目安です。
Anthropicの公表値では、多くのベンチマークでOpus 5.5がFable 5.1を上回りました。ただし、公式ドキュメントは難しい推論や長時間のエージェント作業にFable 5.1を推奨しています。まずOpus 5.5を使い、足りない作業だけFable 5.1に切り替えるとよいでしょう。
読み込めます。Opus 5.5はテキストと画像を入力できます。公式ドキュメントによると、細かいグラフや図、スクリーンショットの数値を読み取る力も向上しました。以前は別のツールで補っていた作業も、Opus 5.5だけで対応できる場合があります。
Claude APIでは「claude-opus-5-5」です。Amazon Bedrockでは「anthropic.claude-opus-5-5」を指定します。そのほかの提供先は、使い方のセクションの表をご覧ください。
Claude Codeのバージョンを確認してください。Opus 5.5を使うには、バージョン2.1.280以降が必要です。「claude update」で更新できます。組織で利用している場合は、管理者がモデルを制限していないかも確認しましょう。
高速モードを使えば、出力を最大2.5倍まで速くできます。料金は入力$8/出力$40で、通常の2倍です。研究プレビューとして提供されており、利用できる環境は限られます。
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