ChatGPTをApple Intelligenceで使うには？デバイス別にご紹介

最終更新日:2025/02/19

ChatGPTをAppleで使うには？

Appleのデバイスが好きで使用できるAIについても理解を深め、より便利に使いこなしたいと考えている人はいませんか？

近年、AIは急速に進化し、対話型AI、画像生成AI、動画生成AI、音楽生成AIなどさまざまに形を変え、人々の生活に根付いてきています。

最先端の技術を追い求めるApple社でもその動きをとらえ、各デバイスでAIがよりよい形で使えるようリリースと改善を続けています。

この記事では、ChatGPTをApple Intelligenceで使う方法をデバイス別にご紹介します。

Apple intelligenceとは？

Apple Intelligenceとは、2024年にApple社が開発・運営している人工知能プラットフォームで、iPhone、iPad、Macで利用することができます。

参考：Apple Intelligenceとは？

Apple Intelligenceの利用条件

iPhone、iPad、MacでApple Intelligenceを利用するための条件は以下の通りです。

自分の端末においてどのくらいストレージの空き容量があるかを確認する方法は、iPhoneとiPad、Macの2つで違いがあるため、それぞれの方法で確認する必要があります。

Apple Intelligenceのダウンロード手順

Apple Intelligenceのダウンロード手順は以下の通りです。

1. 「設定」をタップする
2. 「Apple IntelligenceとSiri」を選択する
3. 「Get Apple Intelligence」（Apple Intelligenceを入手）を選択する
4. ダウンロードに一定の時間がかかるので完了まで待つ

時間がなるべくかからないようにするためにも、WiFiの接続環境がよい場所でダウンロードすることをおすすめします。

Apple Intelligenceの対応言語

Apple Intelligenceは、現在以下の地域において英語で使うことができます。

• オーストラリア
• カナダ
• アイルランド
• ニュージーランド
• 南アフリカ
• イギリス
• アメリカ合衆国

また、2025年には以下の言語とエリアでも使えるようになる予定です。

• 中国語
• インドにおける英語
• シンガポールにおける英語
• フランス語
• ドイツ語
• イタリア語
• 日本語
• 韓国語
• ポルトガル語
• スペイン語
• ベトナム語

対応言語が増えることで、ますますApple Intelligenceの利便性は高まります。

ChatGPTをApple Intelligenceで使うには？

Apple社は2024年12月11日にiOS 18.2、iPadOS 18.2、macOS Sequoia 15.2のアップデートを配信しています。

このアップデート後に、Apple Intelligenceの機能であるSiriと作文ツールからChatGPTにアクセスができるようになりました。

Apple Intelligenceを使う方法をデバイス別にご紹介します。

iPhoneのApple IntelligenceでChatGPTを使う方法

iPhoneのApple Intelligenceで以下の設定をすると、ChatGPTを使うことができます。

1. 「設定」を選択し「Apple IntelligenceとSiri」をタップする
2. 「ChatGPT」をタップする
3. 「設定」をタップする
4. （アカウントなしでChatGPTを使う場合）「ChatGPTを有効にする」をタップする
5. （既存のアカウントでChatGPTを使う場合）「アカウントでChatGPTを使用」をタップして画面の指示に従う

ChatGPTの既存のアカウントを持っているかどうかで、最後の設定方法が変わるため注意が必要です。

また、iPhoneでは以下の操作をした場合にChatGPTにアクセスできるようにするため、機能の拡張を求められます。

• 初めて作文ツールで文章を作成した時
• ビジュアルインテリジェンスでChatGPTにアクセスした時
• Siriを利用してChatGPTから回答を得ようとした時

それほど難しい操作は必要ないため、手順を確認しながら設定してみましょう。

iPadのApple IntelligenceでChatGPTを使う方法

iPadでApple Intelligenceを使う時の設定方法は、iPhoneと同じです。

また、iPadでは次の操作をした場合にChatGPTにアクセスできるようにするため、機能の拡張を求められます。

• 初めて作文ツールで文章を作成した時
• Siriを利用してChatGPTから回答を得ようとした時

iPhoneとiPadを両方使っているなら同時に設定するのもおすすめです。

MacのApple IntelligenceでChatGPTを使う方法

MacのApple Intelligenceで以下の設定をすると、ChatGPTを使うことができます。

1. アップルメニューの中から「システム設定」を選択する
2. 「Apple IntelligenceとSiri」をクリックする
3. 「ChatGPT」「設定」「次へ」の順番でクリックする
4. （アカウントなしでChatGPTを使う場合）「ChatGPTを有効にする」をクリックする
5. （既存のアカウントでChatGPTを使う場合）「ChatGPTをアカウントと使用」をクリックして画面の指示に従う

また、Macでは次の操作をした場合にChatGPTにアクセスできるようにするため、機能の拡張を求められます。

• 初めて作文ツールで文章を作成した時
• Siriを利用してChatGPTから回答を得ようとした時

MacはiPhone、iPadとは設定方法が異なるため注意が必要です。

Apple IntelligenceにおけるChatGPTの機能

Apple IntelligenceにおけるChatGPTの機能は以下の通りです。

生成AIが持つ機能（文章生成、画像、動画、音声の認識）をかなり広く網羅しているのが特徴的です。

AI初心者の方が広く浅くさまざまな機能を試してみたい場合や、仕事で幅広くAI活用したい場合においても役立ちます。

Apple IntelligenceでChatGPTを使うメリット

Apple IntelligenceでChatGPTを使うメリットは以下の通りです。

• 「Handoff」機能を用いて異なるデバイス同士で作業を引き継ぐ際も、引き続きChatGPTに質問できる
• Siriを通じて音声でChatGPTを操作できる
• ChatGPTとAppleのネイティブアプリを連携して効率的に作業ができる
• Appleの高いセキュリティ技術に守られた安心な環境でChatGPTを使える
• Apple IntelligenceがユーザーのChatGPTの使い方を学習するので個人に合った使い方ができる
• ChatGPTとAppleのクリエイティブツールを組み合わせて効率的に作品が作れる

Appleの強力なセキュリティと先進的なツールに支えられた環境においてChatGPTを活用することで、仕事や生活の利便性を大きく高められます。

ChatGPTをApple Intelligenceで使う場合のセキュリティ

ChatGPTはOpenAI社、Apple IntelligenceはApple社のサービスであることから使う時のセキュリティが不安だと感じる人もいるかもしれません。

ChatGPTをApple Intelligenceで使う場合のセキュリティについて、3つの観点からご紹介します。

Apple Intelligenceを通じてChatGPTを使うかは選択できる

Apple Intelligenceでは前の項目でご紹介したように、ChatGPTと連携するかどうかは自分で設定することができ、設定後にChatGPTとの連携をオフにすることも可能です。

また、ChatGPTを使う場合はOpenAIの「使用に関するポリシー」が適用されるため、セキュリティや使用する上でのルールを知っておきたい方は目を通してみてください。

OpenAIのプライバシーポリシーが適用される

Apple IntelligenceでChatGPTを使う場合、OpenAIの「プライバシーポリシー」が適用されます。

プライバシーポリシーには以下のことが記載されています。

• OpenAIが取得する個人情報について
• 個人情報の利用目的について
• 個人データの開示
• 個人データの保有期間
• お客様の個人の権利
• 子どもの利用者について
• 安全管理
• アメリカつおける州の追加開示事項
• プライバシーポリシーの変更
• OpenAIへの連絡方法

プライバシー保護について不安がある人は目を通しておくことをおすすめします。

Apple Intelligenceのプライバシー保護設計

Apple Intelligenceは、ユーザーが操作によりAppleやChatGPTにデータを送信する過程において、プライバシーを守るように設計されています。

AIを使用する際、ユーザーのデバイス内で処理が行われ、外部にデータが送信されることはありません。

また、データ送信が必要な場合でも「Private Cloud Compute」を利用し、セキュリティとプライバシーが守られる仕組みが整っています。

Appleでは、これらの方法でセキュリティとプライバシーが守られているかどうかを外部の専門家に定期的にチェックしてもらっています。

Apple IntelligenceでChatGPTを使う場合、OpenAI社とApple社の協力により、ユーザーのセキュリティとプライバシーは最大限守られているといえます。

まとめ

Apple Intelligenceとは、2024年にApple社が開発・運営している人工知能プラットフォームで、iPhone、iPad、Macで利用することができます。

Apple Intelligenceを通じてChatGPTを使うかどうかは選択でき、生成AIが持つ機能（文章生成、画像、動画、音声の認識）を広く網羅しているため、初心者からAI上級者まで使いやすい仕様です。

この記事も参考にして、楽しみながらApple Intelligenceを通じてChatGPTを活用してみてください。

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