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最終更新日:2024/01/23
さまざまな業界で導入が進むRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。
RPAサービスは、オフィス業務の効率化、パソコン作業を素早く・自動化させるシステムとして注目を集めています。
株式会社MM総研の調査では、2019年1月時点で日本企業のRPA導入率は32%と言われています。
先行した企業の導入事例で、動作環境やロボット開発担当者の専門知識の厚薄といった課題も見えてきました。
そんな中、専用のパソコンやインストールが不要で、プログラミング知識がない人でも簡単に使えるクラウド型のRPAが登場しています。
今回は国内初のクラウドRPA「BizteX cobit」を提供するBizteX株式会社 代表取締役の嶋田 光敏氏にお話を聞きました。
嶋田 光敏
BizteX株式会社 代表取締役 Founder/CEO
香川県出身。
2001年、Jフォン株式会社に入社、Vodafone株式会社、ソフトバンク株式会社で通信商材を企業向けに提供する法人事業に約14年従事し、営業部門で達成率全国No,1を獲得。
2012-15年、3年間で法人事業の新規プロジェクト、新規事業開発の室長を歴任し、法人向け電力小売りPJ、IBM WatsonPJ、法人版Pepper PJなど数多くの事業立ち上げを実施。
2015年7月 、BizteXを創業。
2017年11月、国内初 クラウドRPA「BizteX cobit」を提供。
――これまでにどのような事業に携わってこられましたか。
――嶋田氏
「四国香川県の出身で、小さい頃は小学4年生からはじめたサッカーに夢中でした。
社会人なってからもプレイヤーは続けていて、サッカーチームのコーチも経験しました。
2001年、J-PHONE(現・ソフトバンク株式会社)に入社しました。
Vodafone株式会社、ソフトバンク株式会社へと買収により会社が変わっていく中で、営業担当として幅広い法人向けの通信商材を売ってきました。
2006年には、四国支社にいながら営業達成率で全国No1を獲得することが出来ました。
自分の『売る力』に自信を持って、いつか経営者になりたいと考えはじめたのはこの頃です。
四国を出て、もっと大きいマーケットで挑戦したいという思いから、東京への転勤を希望。
ソフトバンク社の提供する各種料金プランの企画からメガソーラー事業までさまざまな事業に携わってきました。」

――今の事業をはじめたきっかけついて教えてください。
――嶋田氏
「私は、ソフトバンク社の孫正義会長の後継者を発掘、育成する場として開校された『ソフトバンクアカデミア』で学んだ2つの言葉に後押しされました。
1つは、『自分の登る山を決めろ』。
この先、自分の人生をかけて、命をかけてやるべき事業、登る山を決めれば、事業の半分は成功したようなものだと孫さんがおっしゃっていました。そこから自分の登るべき山は何か、ものすごく考えるようになりました。
もう1つは、『志を語れ』です。
営業で得たノウハウ、経営大学院で学んだ知識を、世の中のためにどう使っていくかという『志』こそが大切です。単に勉強して終わりではありませんし、「自分の登る山を決め、大きな志を語る」起業家とはそのようなものだと自分の中で腹落ちしていきました。
グロービス経営大学院でMBAを取得後、40歳で起業。
営業コンサルティングをしながら、ユーザーのヒアリングを続ける中で、営業戦略部やオペレーション部の課題解決に使われていたRPAツールの存在を知りました。
具体的には、営業事務と呼ばれるExcelでのデータ集計作業や請求書作成、報告書作成、取引先からの問い合わせメール対応などの手作業を、ロボットに任せて解決しようというものです。
しかし、当時の海外製品はシステム構築が難解で、導入することができるのは都市部の大企業がほとんどでした。
地方の企業へ導入するためには、試用期間の長期化、プログラミングなど専門性の高い人材の確保、高額な開発・メンテナンス費用など、いくつもの高いハードルがありました。
大きな予算は割けない、人手不足で悩んでいる地方にこそRPAが必要だという思いから、設備投資のかからないクラウドベースのRPAで勝負することを決めました。」
――『BizteX cobit』について教えてください。
――嶋田氏
「『BizteX cobit』は、国内初のクラウドRPAとして、クラウドの利点を最大限に生かしたソフトウエアです。
オンプレミス型のRPAに比べ、初期投資は低く、インターネット環境があれば場所を選びません。
クラウド上でロボットは24時間365日稼働する事が可能です。
再インストールも不要で、毎週アップデートされるのでいつでも最新機能が利用できます。」

――「BizteX cobit」はどのような業務に利用されていますか。
――嶋田氏
「『BizteX cobit』は、プログラミングやRPAの専門知識のない方でも使えるUIになっています。
ウェブベースでの操作に対応しているので、定期的に行っている業界調査などは、インターネット上のIR情報の検索から報告書の作成までをワンストップで自動化することが可能です。
スプレッドシートとの連携も簡単で、インターネット広告代理店では、データの更新作業や入力作業の自動化に活用いただいています。
人材紹介会社では、スカウトメールを定型的に何十件も送るのですが、紹介メールの送信数が増えれば売上アップにつながることが分かっていても、手作業で行っているケースが珍しくありません。
紹介メールの送信をロボットに任せることで、大幅な売上アップを実現した事例もあります。」

――『BizteX cobit』ならではの強みについて教えてください。
――嶋田氏
「『BizteX cobit』は、簡単、スピーディー、低コストなクラウドRPAです。
デザインコンセプトは「特別な人のためではない、誰にでも使えるRPA」で、プログラム知識がなくても使えるようにしました。
簡単で直感的なUI/UXが評価され、2018年度にはグッドデザイン賞を受賞しました。
ブラウザベースなので専用のパソコンなど設備投資が不要で、すぐにでも無料トライアルを始めることが出来ます。
また、弊社で作成したロボットをコピーをして共有したり、お客様の作成したロボットをリモートでメンテナンスすることも可能です。
アップデートも毎週自動で行われるので再インストールする手間や追加コストもありません。
クラウド上でロボットが稼働するので、ユーザーのPCの電源が入っていなくても、ユーザーが違う作業を行っていてもロボットは働き続けることが出来ます。
RPAに任せる労働時間が長いほどに業務効率がアップするので、高い費用対効果が期待できます。

――地方での取り組みについてお聞かせください。
――嶋田氏
「地方展開はこれからですが、RPA Community を運営されている主催者様と一緒になり、今年3月には香川県高松市でRPA勉強会&LT会「RPA Community 四国」を開催しました。
地方自治体へのRPAの導入には、 総合行政ネットワーク(Local Government Wide Area Network)通称『LGWAN』という特殊なネットワークに接続する必要があり、クラウドRPA導入の大きな障壁となっています。
今後は地方自治体専門のSIerとパートナー契約し、代理店経由でクラウドRPA『BizteX cobit』を展開していきたいと考えています。
――今後のBizteX社の展望についてお聞かせください。
――嶋田氏
「今後は、さらに業界にフィットしたサービスを提供していきたいと考えています。
私たちBizteXの役割は、テクノロジーで新しいワークスタイルを創ることだと考えています。
現代のビジネスマンがExcelやWord、PowerPointを使いこなせるように、ひとりひとりがRPAツールを自在に使えるようになる。
将来は、海外展開もしていきたいですね。
アジアを中心とした新興国では、BPO事業における人件費の上昇が課題となっています。
ルーティンワークはロボットに任せて、人は人にしかできない仕事に集中できるようなワークスタイルの創出を目指します。」

BizteX社は、人間をルーティンワークから解放し、生産的・創造的な仕事に取り組む時間を生み出していくと志を語ってくれた嶋田氏。
クラウドRPAというテクノロジーを活用して、生産労働人口の減少や労働者の賃金上昇など、働き方の課題に対して真正面から取り組んでいる姿勢が伺えます。
今後、テクノロジーは指数関数的なスピードで進化し、AIが人間の知能を超越する「シンギュラリティ(技術的特異点)」は、2045年にやってくると言われています。
BizteX社は「テクノロジーで新しいワークスタイルをつくる」ことをミッションとし、これからも人間の生産性と創造性の向上に挑戦していきます。
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