Anthropicが「Claude 3.5 Sonnet」をリリース。先代の「Claude 3 Opus」を上回る性能
最終更新日:2024/06/25
Anthropicは6月21日、生成AIモデル「Claude 3.5 Sonnet」のリリースを発表しました。
このニュースのポイント
- Anthropicが最新生成AIモデル「Claude 3.5 Sonnet」を発表
- 従来の「Claude 3 Opus」と比較して、動作速度や問題解決能力が進化
- テキストなどでコンテンツ生成を依頼すると、専用ウィンドウに表示。会話型AIから共同作業環境へと進化
米Anthropic社は6月21日、生成AIモデル「Claude 3.5 Sonnet」のリリースを発表しました。現在、「Claude 3.5 Sonnet」はClaude.ai及びiOSで無料利用でき、Claude ProとTeamプランの加入者は、大幅に高いレート制限でアクセス可能です。
「Claude 3.5 Sonnet」は、「Claude 3 Opus」の2倍の速度で動作します。このパフォーマンスの向上とコスト効率の高い価格設定により、「Claude 3.5 Sonnet」は、状況に応じた顧客サポートや複数ステップのワークフローなどの複雑なタスクに最適です。
また、「Claude 3.5 Sonnet」は問題の64%を解決し、38% を解決した「Claude 3 Opus」を上回りました。
「Claude 3 Opus」から大幅な改善がされた「Claude 3.5 Sonnet」の性能は、チャートやグラフの解釈など、視覚的な推論を必要とするタスクで最も顕著に表れます。例えば、不完全な画像からテキストを正確に書き起こすこともできます。
また、「Claude.ai」のアーティファクトも導入されました。これは、ユーザーが Claudeとやり取りする方法を拡張する新機能です。ユーザーが Claudeにコード・スニペット、テキストドキュメント、Webサイトデザインなどのコンテンツを生成するように依頼すると、これらのアーティファクトが会話の横にある専用ウィンドウに表示されます。
これにより、Claudeの作成物をリアルタイムで表示、編集、構築できる動的なワークスペースが作成され、AIによって生成されたコンテンツがプロジェクトやワークフローに統合されます。
このプレビュー機能は、Claudeが会話型 AIから共同作業環境へと進化したことを示しています。最終的には組織全体が、知識、ドキュメント、進行中の作業を1つの共有スペースに安全に一元管理できるようになります。
Anthropicは安全性と透明性への取り組みとして、外部の専門家と協力し、この最新モデルの安全メカニズムをテストし、改良してきました。また、AIモデル開発の際に、ユーザーから明示的に許可されない限り、ユーザーが送信したデータで生成モデルをトレーニングをすることはせず、ユーザーのプライバシーを守っています。
出典:Anthropic
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