生成AI
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最終更新日:2024/01/12
東映アニメーションはシナモンAIとギークピクチュアズの共同プロジェクト「アニメーション⾃動着⾊AI」に参画しました。東映アニメーションはAI開発のための学習素材を提供することでAIによる深層学習を加速させます。今後、東映アニメーション作品での試験導入も予定しています。
このAIニュースのポイント
株式会社シナモンは、株式会社ギークピクチュアズとの共同プロジェクト「アニメーション自動着色AI」に東映アニメーション株式会社が参画しました。プロジェクトの運用はギークコミュニティでグループ会社であるアニメ制作会社、株式会社ギークトイズが行います。
「アニメ⾃動着⾊ AI」は、業務負荷が⾼い⾊付け業務に対して AI を導⼊し、アニメ制作者の⽣産性を向上させることを⽬的としています。東映アニメーションがAI開発のための学習素材を提供することでAIによる深層学習を加速し、アニメ業界のデジタル・トランスフォーメーション(DX)をさらに加速。今後、東映アニメーション作品での試験導入も予定しています。
アニメ制作には、30分ほどのアニメでも数千枚以上のセル画を描くことが必要で、そのセル画の着⾊には、⼀定のスキルを持った⼈間の⼿作業が求められます。これまで、多くのアニメ制作会社では、専⾨的なスキルを持った職⼈を⾃社で採⽤するか、セル画の⾊付けを専⾨的に扱う海外のアウトソーシング会社に依頼をすることが⼀般的でした。
アニメ産業は我が国のクールジャパン戦略の⼀⾓を担う、⽇本のソフトパワーを強化する重要な産業ですが、アニメ制作現場における専⾨⼈材の不⾜は⼤きな課題となっています。ギークピクチュアズは、産業レベルでの変⾰を⽣み出す DXの推進を⽀援しているシナモンAIと共同で、アニメ業界の⾰新に向けて「アニメーション⾃動着⾊AIプロジェクトを推進。
セル画の前処理から着⾊までの各フローにおいて AI 技術を活⽤することで、ピクセル値単位における着⾊精度 96%という⾮常に⾼い⽔準での着⾊ができ、セル画への⾊付け業務の時間を 1/10 に短縮、コストも 50%以上の削減が「アニメ⾃動着⾊ AI」で可能になります。必要に応じてペイントツールとの連携インターフェイスも視野に、システムの構築を検討中です。
「アニメ⾃動着⾊ AI」の活⽤で、正確かつスピーディーな着⾊と処理枚数の増量が可能となった分、アニメ制作者が⾼付加価値業務に⽐重を置けるという効果的なDXの実現を目指す。
出典:PR TIMES
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