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最終更新日:2023/01/11
シナモンは、貿易書類に特化した新しいプロダクト「Flax Scanner for 貿易書類」を、2023年1月11日より販売開始します。
このAIニュースのポイント
株式会社シナモンは、手書きと活字いずれの書類でも文字を自動認識し、テキスト抽出することができるオリジナルのAI-OCRモデル「Flax Scanner」において、貿易書類に特化した新しいプロダクト「Flax Scanner for 貿易書類」を、2023年1月11日より本格販売開始します。
Flax Scanner for 貿易書類は、輸入時に発生する貿易書類を、シナモンAIが開発した専用AI-OCRモデルによって、90%以上の高精度で読み取り、テキスト化することが可能です。
貿易書類の入力・確認作業は、いまだにほとんどが人による手作業で行われています。また、取引先によって帳票のフォーマット、記載内容が千差万別であるため、入力・確認作業には、経験とスキルが必要です。さらに貿易書類のPDFデータ内には、複数の帳票が含まれているなど、より複雑な書類になるケースもあります。
これらの特徴から、多くの企業が利用している従来のAI-OCR(座標定義型AI-OCR)サービスでは、多種多様でかつ大量の帳票フォーマットを担当者が事前に座標定義することが負担になることや、帳票の分類や分割に多くのリソースが必要であることが課題でした。
Flax Scanner for 貿易書類は、特徴量学習型AI-OCRを採用し、入力担当者の座標定義が不要となるほか、帳票の自動分類・分割にも対応するため、大幅に作業を効率化することが可能です。
シナモンは「今後、Invoice、包装明細書、船荷証券、貨物到着通知に加えて、Debit Note、貨物到着通知、原産地証明書、植物検疫証明書、衛生証明書にも対応していきます。今後もAIの研究開発をより一層進め、多くの導入企業より蓄積されたデータを活用することで、業務効率化や後継者不足など、業界の課題を解決するソリューションを拡充していきます」とコメントしています。
出典:cinnamon AI
複数の帳票において項目ごとに共通する様々な特徴を学習することで項目を特定し、記載内容と項目を紐づけることができるAI-OCRです。何の帳票か、どこに何が書かれているのかを自動で判断できるため、多種多様なフォーマットの非定型帳票に強いことが特徴です。
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