アドビ、PhotoshopとIllustratorをアップデート。新機能に加え生成AI機能を強化

最終更新日:2024/08/07

Adobe 生成AI機能強化

アドビは、Photoshopデスクトップ版（バージョン25.11）とIllustrator（バージョン28.6）のアップデートを、2024年7月に行いました。新機能に加えて生成AI機能を強化しました。

アドビシステムズ株式会社は、Photoshopデスクトップ版（バージョン25.11）とIllustrator（バージョン28.6）のアップデートを、2024年7月にリリースしました。

Adobe Photoshopは、新たに「画像を生成」機能を追加し、テキストから画像を生成できるようになりました。この機能は、Adobe Firefly Image 3モデルを活用し、画像の選択や合成、調整、タイポグラフィの生産性と精度向上など、アイデアの創出や作業の効率化を支援します。

また、選択ブラシ、ディテール向上、箇条書きと段落番号機能、コンテキストタスクバーの機能拡張、色調補正パネルのUI変更が新たに追加。これらの機能は、Photoshopデスクトップ版とウェブ版の両方で利用可能です。

特定のスタイルを持つ画像を生成する際、テキストから画像生成の「参照画像」メニューを利用して、希望のイメージをサポートするために参照画像をアップロードできます。さらに、生成された出力を細かくコントロールするために、コンテンツタイプやスタイルエフェクトの設定を調整できます。

選択ブラシツールでは、ブラシでなぞることで簡単に選択範囲を指定でき、不透明度や硬さを調整することで滑らかなエッジや特定の選択範囲を作成できます。

選択、合成、フィルター、塗りつぶしの適用を柔軟に行えるほか、クイックマスクモードの代替としても使用可能です。さらにガウスぼかしフィルターを使い、リアルな被写界深度エフェクトを迅速に作成することもできます。

Illustratorの最新アップデートには、クリエーターがビジョンを迅速に実現するための新機能が追加されました。

Adobe Firefly Vector 2 Modelでは「生成ベクター（Beta）」、新機能「生成塗りつぶし（シェイプ）（Beta）」などの強化されたツールにより、コンセプトのアイデア出しや既存デザインのブラッシュアップに活用できます。

さらに「スタイル参照」機能や「生成パターン（Beta）」の強化により、独自スタイルの作成やパターンの編集がより素早く行えるようになりました。

「生成パターン（Beta）」の機能強化により、デザイナーは作品全体でこれまで以上にシームレスに、パターンを編集、拡大縮小することが可能です。

出典：Adobe

AIsmiley編集部

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