東レエンジニアリング、AI搭載型高効率マイクロLEDディスプレイ製造装置シリーズ本格販売開始
最終更新日:2022/08/08
東レエンジニアリングが、AI技術を搭載した高効率マイクロLEDディスプレイ製造装置「RAP-LLO」シリーズを開発。
2021年12月から本格的に販売が開始されました。
このAIニュースのポイント
- 東レエンジニアリングがAI搭載型高効率マイクロLEDディスプレイ製造装置の販売を開始
- マイクロLED検査を工程に組み込むことによる欠陥マイクロLEDの置き換え時間を大幅に短縮
- 独自開発のAI技術によるディスプレイ全体での自然な発光・発色を実現
この装置は、マイクロLEDディスプレイ製造工程において効率化が望まれていた大量のマイクロLEDをディスプレイ基盤に設置する工程で使用するもので、従来品と比べ約10倍の生産性の向上を実現しています。さらに東レエンジニアリング独自開発のAI技術を応用した「チップマッピングアルゴリズム」が搭載されており、個々のマイクロLEDの発光傾向を判別し、ディスプレイ中での配置場所を最適化することで、ディスプレイの自然な発光・発色を実現する機能も備えています。
今回のマイクロLEDディスプレイは、数十µm角の微小なLEDを使用したもので、バックライトが不要であることから消費電力が低く、また長寿命といった特長を持つ環境配慮型ディスプレイとして注目されています。さらにコントラスト比が高いことから、画像がはっきり見えるなどのメリットがあり、スマートフォンやウェアラブルデバイス、テレビなどディスプレイを持つあらゆる機器への展開が期待されています。
出典:PR TIMES
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