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最終更新日:2026/10/14
Geminiエージェント発表
Google Cloudは、業務向けの汎用的なAI「Geminiエージェント」を発表しました。単一のプロンプトから質問回答、画像作成、コード記述などを自律的に処理し、完成した成果物を直接業務システムに反映します。
このニュースのポイント
米Google Cloudは、業務向けの汎用的なAIエージェント「Geminiエージェント」を発表しました。

本エージェントは、質問への回答、コードの記述および実行などを単一のAPIで処理します。指示ではなく目標を与えるだけで、作業をすべて委託し、完成した成果物を受け取れます。
対応環境は、Web、iOSおよびAndroid、WindowsおよびMacのデスクトップのほか、コマンドライン、Google Workspaceなどの各種チャネルが対象です。また、本エージェントはクラウド上で動作するため、ユーザーがPCを閉じた後も作業を継続します。
マルチステップのタスクでは、並列および直列処理するジョブ固有のサブエージェントを一時的に作成できます。さらに、メールアドレスやカレンダーなどを含む独自のGoogle Workspaceアカウントが付与される「コワーカーエージェント」も作成可能です。Google Chatで作業を依頼し、共有された情報のみにアクセスして安全に業務を支援します。
「Geminiエージェント」は作業に応じて最適なモデルを選択・連携させ、品質の最適化とコスト削減を図ります。現在はGeminiやClaudeを利用可能で、モデルが変更やアップデートされても、蓄積されたコンテキストやスキル、データはそのまま保持されます。
業務の知識は「ツール」「スキル」「コンテキスト」の3つの機能で支えられます。ツールはMCPサーバーと接続し、スキルは作業手順を共有可能にします。Google Workspaceでは、GmailやGoogleドライブなどの内部で直接機能し、同一のメモリやガバナンス制御を維持したまま、直接稼働し、パーソナルアシスタントなどの役割で柔軟に機能します。
加えて、同社はデータ分野などの特定ドメイン向けスキルを提供します。データやMLエンジニア向けには、自然言語での指示によるPySparkコードの生成や、モデル学習などを幅広く支援します。一方、ビジネスユーザーに対しては、質問するだけでBigQueryなどと連携したレポートを生成でき、保存後はトークンコストを発生させることなく一貫性のある検証済みの回答を得られるとしています。
ガバナンス面では、すべてのエージェントは従業員と同様に独自のアイデンティティで管理されます。各エージェントは独自のネットワーク境界を持つ「Agent Sandbox」内でタスクを実行し、入出力はAIネットワークファイアウォール「Agent Gateway」を通過します。実行したすべてのアクションは監査証跡に記録され、Google Cloudのオブザーバビリティツールでリアルタイムで監視することが可能です。
こうした機能は、すべてGoogle CloudのAIインフラストラクチャおよびモデル上で動作します。同社によると、最新の「TPU 8i」システムは、前世代と比較して価格対性能比が80%向上しており、複雑で付加価値の高いAIエージェントのタスクを高速かつ手頃なコストで実行できるとしています。

日本におけるGemini Enterpriseの活用事例では、株式会社日立製作所が現場向けエージェントにより、安全性を確保しながら生産性を最大400%向上させています。そのほか、株式会社NTTドコモは年間45万時間の作業時間を創出し、SOMPOホールディングス株式会社は1万超のカスタムAIエージェントを構築するなど、各社が成果を上げているとしています。
出典:Google Cloud
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