生成AI

最終更新日:2026/06/29
ポケカ AIエージェント開発コンペ
松尾研究所は、ポケモンおよびHEROZと共催で、ポケモンカードゲームを題材としたAIエージェント開発コンテスト「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge(ポケカABC)」を開催します。
このニュースのポイント
株式会社松尾研究所は、ポケットモンスターをプロデュースする株式会社ポケモンおよびHEROZ株式会社と共催で、世界最大級のデータサイエンスプラットフォーム「Kaggle」上にて「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge(ポケカABC)」を開催すると発表しました。
本大会は、16言語・90以上の国と地域で展開する「ポケモンカードゲーム」の対戦を対象としたAIエージェント開発コンテストです。参加者はポケモンカードゲームで対戦するAIエージェントを開発・構築し、他の参加者が開発したAIエージェントと対戦させ、その強さを競います。
チェスや将棋、囲碁といった互いの情報がすべて開示されている「完全情報ゲーム」は、これまでAIの性能を測る試金石となってきました。一方、ポケモンカードゲームは山札や相手の手札が非公開の「不完全情報ゲーム」に分類されます。
ポケモンカードゲームでは、タイプ相性に加え、数千種類を超えるカードの組み合わせ、カードの引きやコイントスといったランダム要素が複雑に絡み合っています。AIが対戦における最適解を導き出すことは困難であり、挑戦的な課題となります。
本大会は、第1ラウンドと第2ラウンドの2段階で構成されており、ポケモンカードゲームの対戦ルールをベースに、本コンテスト用に独自調整されたルールが適用されます。第1ラウンドは、さらに「シミュレーション部門」と「ストラテジー部門」の2つの部門で構成されます。
「シミュレーション部門」では、各チームは開発したAIエージェントを「Kaggle」上に提出し、継続的な自動対戦を行います。順位は「Kaggle」独自のレーティングシステムを使用し、リーダーボード上でリアルタイムに決定されます。
さらに「ストラテジー部門」では「シミュレーション部門」での結果に、デッキの独創性やAIエージェントの開発にかかる工夫などが評価項目として加わります。
最終提出期限後、約2週間の評価期間を経て公式な最終順位が決定します。上位8チームは2026年末以降に開催される第2ラウンドへ招待され、トーナメント戦を実施する予定です。

松尾研究所の技術顧問である松尾豊氏は「ポケモンカードゲームのように「不完全情報」の状況下かつ、多様なカード効果やランダマイズ要素が絡むゲームにAIを適用した事例は世界的にもほとんど例がない。ゲームの楽しさを活かしつつ、AI開発者や研究者が最新のAI技術をどのように活用できるかを探る機会を提供し、世界中のファンにポケモンカードゲームをこれまでとは異なる形で体験してもらうことを期待している」と述べました。

松尾研究所の執行役員である清水茂樹氏は「ポケモンカードゲームに詳しい方はもちろん、AI開発者、研究者、エンジニア、学生にも、新しい技術的チャレンジとして楽しんでいただける大会になっていると考えている」と語りました。

HEROZの代表取締役CEOである林隆弘氏は「単なる技術コンペティションにとどまらず、観る人にとってもワクワクし、AIと人間の知恵のぶつかり合いをエンターテインメントとして楽しめる大会にしていきたいと考えている」とコメントしています。
なお、本大会ではポケモンカードゲームの戦略研究に挑む参加者の情熱と技術革新を支援するため、第1ラウンドおよび第2ラウンドにて賞金が贈られます。
第1ラウンドは「ストラテジー部門」1位から8位の各チームに30,000ドル、第2ラウンドでは優勝チームに50,000ドル、2位チームに30,000ドルがそれぞれ授与されます。また、第2ラウンド出場者の各個人には、Google Cloudクーポン3,000ドル分が贈呈されます。
出典:PR TIMES
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