生成AI

最終更新日:2026/06/25
Copilot Cowork 一般提供開始
Microsoftは、自律型AIエージェント「Copilot Cowork」の一般提供を開始しました。「Claude Cowork」と比較して平均30〜40%低コストで、新たにコスト管理機能やプラグインを拡充しています。
このニュースのポイント
米Microsoftは2026年6月17日、自律型AIエージェント「Copilot Cowork」の一般提供を開始しました。Frontierプログラムを通じた3か月のプレビュー期間を経ており、Fortune 500企業の過半数で活用が進んでいるとしています。
「Copilot Cowork」は、ユーザーが業務内容を定義すると、処理をエンドツーエンドで自律的に実行するエージェント型システムです。単なる下書きではなく、完成した成果物を出力します。
クラウド上でのホスティングによる強固なセキュリティ環境や「Work IQ」のネイティブサポートに加え、Microsoft 365のポリシーやコントロールに準拠した保護を適用しています。

利用には「M365 Copilot User Subscription License(USL)」が必要です。利用料金は「Copilot Credits」を用いた従量課金制となり、モデルの利用量・コンテキスト情報の取得量・ツール呼び出し回数・実行時間の4要素に基づいて算出されます。
同社は、Microsoft 365コネクタを使用し「Claude Cowork」との比較テストを実施した結果、プロンプトあたりのコストが平均30〜40%低いことを確認しました。

変動型の料金体系の指標として、タスクを3分類しています。少数のソースから限定的な推論で成果物1件以下の「軽量(Light)」、複数のソースから構造化された推論で成果物2件以上の「標準(Medium)」、幅広いソースから高度な推論で成果物を多く生成する「高負荷(Heavy)」の3パターンです。

さらに、タスクタイプに対する利用傾向の違いから、4つの代表的なユーザーペルソナを特定しました。各ペルソナの構成比や各タスクの利用割合と、プロンプト単価を組み合わせることで、柔軟なコストモデルの構築が可能です。
一般提供では、Anthropicのモデル(Opus 4.8およびSonnet 4.6を含む)上で動作します。Frontierプログラムでは「GPT 5.5」を利用でき、近日中に「Cowork 1」も提供開始予定です。
コスト管理のための新機能も追加されました。サービスの有効化や利用許可の指定、ユーザーごとの利用上限を設定できるほか、ユーザーやグループ別など、組織全体の利用状況やコストの所在を明確に把握できます。支払い方法は、柔軟な従量課金制「PayGo」と割引が適用される事前確約制「P3」から選択可能です。

さらに、Microsoft 365 Copilotアプリ内にフル機能へ切り替えるトグルが追加されました。これにより、チャット画面から「Copilot Cowork」による業務実行へ、これまで以上にスムーズかつ迅速に移動できます。
プラグインも拡充しており、現在EnosixやHarveyなど9種類が利用可能です。近日中にAdobeやCanvaなど8種類のほか、Dynamics 365スイートにも対応を予定しています。加えて、ローカルのMicrosoft Edgeを介したウェブ閲覧機能や、新たなコンプライアンス保護機能も実装されました。
「Copilot Cowork」は、Microsoft 365 Copilotを利用している全世界のユーザーに向けて一般提供が開始されています。
出典:Microsoft
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