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最終更新日:2026/06/02
SMBC 富士通 ソフトバンク 提携
SMBCグループ、富士通、ソフトバンクの3社は持続可能な医療の実現に向けて、健康・医療分野での業務提携に合意しました。
このニュースのポイント
株式会社三井住友フィナンシャルグループ、富士通株式会社、ソフトバンク株式会社の3社は、国民皆保険を基盤とする日本の医療を今後も持続可能なものとするために、健康・医療分野での業務提携に合意しました。
本提携では、医療データを安全に管理する国内プラットフォームを整備し、この医療データと個人が管理する健康データを掛け合わせ、個々人に寄り添う健康パートナーとなるAIエージェントをユーザーアプリを通して提供します。日常的な健康管理から治療後まで一体的に支援し、個人の健康増進と医療提供の効率化を図ることで、将来的な医療費増加における5兆円規模の費用抑制と持続可能な医療の実現を目指します。
日本では65歳以上の人口が約30%に達し、今後さらに医療および介護ニーズの増加が見込まれています。医療現場に求められる役割が高度化・複雑化する中、誰もが必要な時に適切な治療を受けられる環境を維持するためには、健康寿命の延伸や限られた医療資源を有効活用する仕組みが求められています。
そのような仕組みの実現には、日常生活を含む健康状態を医療データ、健康データそしてAIを効果的に連携させていくことが必要です。しかし、現状では医療データと健康データの連携は不十分で、AIの活用においても機微性の高い健康・医療データの取り扱いに関する懸念が指摘されています。
こうした課題に対応するためには、医療データの標準化・連携推進と同時に、個人の健康データを扱うサービスが連携できる基盤を、データ主権を担保して安全に利活用できる環境の整備が不可欠です。

本提携を通じて3社は、医療データを安全かつ適切に管理・利活用するためのデータプラットフォームと、個人が健康データを効果的に管理・利活用するユーザーアプリの整備を進めます。
データプラットフォームにおいては、本人同意や法令を遵守したデータ連携基盤を構築し、AIを活用した高度な臨床実務やヘルスケアサービスなどの提供を支援します。さらに、医療DX政策や公的基盤との連携を見据えた拡張性のある枠組みの実現を目指します。
さらに、本人の同意を得て取得した医療・健康データを活用し、日常の健康管理から医療機関の受診、継続的なケアまでを一体的に支援するAIエージェントをユーザーアプリ内で提供します。事業者との連携による多様なサービスを利用できる環境の提供を目指します。
各社の役割として、SMBCグループは「Olive」などを活用したサービスの普及および金融連携による価値向上を担います。富士通は、データプラットフォームや医療機関向けAIの構築を、ソフトバンクは
「PayPay」をはじめとするグループ経済圏や「LINE」「Yahoo! JAPAN」などの利用者基盤と国産LLMを活用した国内完結型のアプリ開発を主導します。
データプラットフォームの構築・管理、医療機関向けAIの構築、医療データを用いた次世代計算資源・基盤の開発などを主導していきます。富士通は、国内医療機関において電子カルテトップシェアを誇っており、安全かつ信頼性の高いデータガバナンス基盤技術、セキュリティーとデータ主権を保証するソブリンクラウドの知見を生かしていきます。
「PayPay」をはじめとするグループ経済圏や「LINE」「Yahoo!JAPAN」などの利用者基盤と、個人・企業・自治体向け健康増進支援に関する知見を生かし、国内完結型のユーザーアプリの開発・提供を主導します。
3社は今後、国産ヘルスケア基盤の普及を進め、6,000万人規模の利用および4,000の医療機関への導入を目指すとしています。一連の取り組みを通じて、国民の健康と医療機関の経営を支援し、医療費を抑制することで持続可能な医療制度へと発展させていきます。
出典:富士通株式会社
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