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GeminiとNotebookLMの違いとは?使い分け方から連携してできることまで紹介

最終更新日:2026/02/27

GeminiとNotebookLMの違いとは?

Googleが提供する生成AI「Gemini」は、多くのユーザーに利用されている汎用型のAIツールです。またGoogleが提供するAIリサーチアシスタントに「NotebookLM」というものも存在します。

どちらもGoogleが提供するAIツールという点では同じですが、目的や機能には違いがあります。そしてこれら2つのAIツールを組み合わせることで、仕事や学習の生産性を大きく高められます。

本記事では、GeminiとNotebookLMの違いを詳しく解説し、使い分けの方法と、これら2つのツールを組み合わせてできることを、事例を挙げて紹介します。

GeminiとNotebookLMの違い

GeminiとNotebookLMは同じGoogleが提供するAIツールでありながら、設計思想や用途が異なります。それぞれのツールの概要や特徴を見ていきましょう。

NotebookLMの概要

NotebookLMは、利用者が追加した資料(ソース)をもとに会話できるパーソナルAIリサーチアシスタントです。最大の特徴は、回答の根拠をノートブックに追加した資料(ソース)に限定できる点です。

引用元が示されるため、生成AIで起こりがちな「ハルシネーション」(事実と異なる内容をもっともらしく出力する現象)に気づきやすく、確認しながら読み進められます。

NotebookLMは、PDF、Googleドキュメント/スライド/スプレッドシート、Microsoft Word(.docx)、テキスト/Markdown、画像、音声ファイル(MP3、WAVなど)、Web URL、公開YouTube動画のURL、コピーして貼り付けたテキストなど、多様な資料(ソース)に対応しています。

なお、NotebookLMのモバイルアプリで追加できる資料(ソース)はPDF、Webサイト、音声、YouTube、コピーしたテキストに限られます。

また、近年のアップデートでチャット機能が強化され、チャット設定(会話の目的、スタイル、役割の定義)のカスタム欄に入力できる文字数が500文字から10,000文字へ拡大しました。チャット履歴も保存されるようになり、Webとモバイルで会話を続きから再開しやすくなっています。

NotebookLMでできる9つの機能

NotebookLMには、資料(ソース)の理解とアウトプットを支援するStudio(スタジオ)機能など、さまざまな機能が備わっています。

以下に機能を表にまとめました。

機能名 機能
音声解説(Audio Overviews) 2人のAIがポッドキャスト風に内容を解説します。
動画解説(Video Overviews) 動画資料(ソース)の要点を要約し、再利用しやすい形でまとめます。
マインドマップ 資料(ソース)の構造を視覚化します。クリックで詳細も確認できます。
レポート 複数資料(ソース)の内容を踏まえ、ブログ記事や文書の下書きを作成します。
フラッシュカード 学習用の暗記カードを作成します。
クイズ 理解度を確認する問題を作成します。
インフォグラフィック 情報を図解化します。
スライド資料 資料(ソース)をもとにGoogleスライドの流れを作成します。
データテーブル(Data Tables) 資料(ソース)から重要なデータを抽出し、表形式でまとめます。

※機能はプランや提供状況により利用できない場合があります。

Geminiの概要

Geminiの強みは、会話形式で文章を作れるだけでなく、対応環境ではGoogle検索などの情報を参照しながら回答できる点です。

最新の話題を調べたり、企画のたたき台を作ったり、複数の選択肢を比較したりと、さまざまな場面で使えます。

また、「Deep Research」機能では、テーマに沿ってWeb上の情報源を幅広く調べ、出典付きのレポートとしてまとめられます。

NotebookLMとGeminiの違い

NotebookLMとGeminiの概要を解説しました。ここで、違いを改めて確認しましょう。

NotebookLMの特徴は、ノートブックに追加した資料(ソース)を根拠に回答し、引用で根拠を示せる点です。

要素 NotebookLM Gemini
主な役割 資料(ソース)に基づく読解・引用 汎用的な質問応答・文章作成
情報の根拠 ノートブックに追加した資料(ソース) 学習データ +(対応環境では)Web検索
得意分野 要点抽出、引用箇所の特定 構成案作成、幅広い調査
ハルシネーション 起きにくいものの、引用での確認は必要 起きることがあるため確認が必要
特徴 手元の資料(ソース)から根拠を引ける 外部情報も含めて発想を広げる

NotebookLMとGeminiを使い分けるポイントと具体例

2つのツールの違いを理解したところで、具体的にどのように使い分ければよいか例を挙げて解説します。

NotebookLMを使うべき場面の具体例

  • 社内の機密資料や契約書の分析
  • 研究論文や学術文献の読解と要約
  • 自分が収集した特定の情報源だけをもとにした回答
  • 引用元を明確にしたレポート作成
  • ハルシネーションをできるだけ抑えたい場合

Geminiを使うべき場面の具体例

  • 最新ニュースやトレンドについて知る
  • 創造的なアイデアやコンテンツの生成
  • 幅広い視点からの分析や比較
  • 特定の資料(ソース)に縛られない自由な発想
  • 広範囲なリサーチ

実際の業務では、この2つを組み合わせることで、より高度な情報処理が可能になります。

次のセクションでは、具体的な使い方と連携方法について解説します。

NotebookLMとGeminiの連携でできること

NotebookLMとGeminiは、それぞれ独立したAIツールとして優れた機能を持っていますが、これら2つを連携させることで、さらに便利で強力なツールとなります。

アップロードした資料(ソース)から正確なレポートが作成できる

NotebookLMでアップロードした資料(ソース)をもとに、Geminiが高度な文章生成能力を発揮します。

NotebookLMの正確性とGeminiの表現力を組み合わせることで、事実に基づいた説得力あるレポートを作成可能です。

NotebookLMの記憶知識を使ってGeminiが思考できる

GeminiのWeb版では、NotebookLMのノートブック内容を直接読み込むことができます。NotebookLMで整理した知識が、そのままGeminiの思考材料となるのです。

この連携の本質は、以下の2つの要素を同一セッションで扱える点にあります。

  • NotebookLM:事実・資料(ソース)に基づく「制約」
  • Gemini:Web知識と推論による「拡張」

例えば、「この社内資料(NotebookLM)を前提に、対応環境ではWeb検索で拾える最新の動きも参照して、提案書のたたき台を作ってほしい」といった依頼がしやすくなります。

前提となる資料(ソース)と外部情報をあわせて確認できるため、根拠の取り違えを減らしやすくなります。

Deep Researchを組み合わせてより高度なリサーチが可能となる

Deep Research機能は、特定トピックについて自動的に広範囲なリサーチを実行できます。AIがユーザーの質問から調査計画を自動作成し、Web上にあるいくつもの情報源を横断的に検索し、詳細なレポートを作成します。

生成されたレポートとその情報源をそのままNotebookLMのノートブックへ追加でき、既存機能(音声概要など)と組み合わせての活用が可能です。

例えば、NotebookLMに保存した過去の市場調査データを基に、Geminiが最新のトレンドをDeep Researchで調査し、両者を統合した包括的な分析レポートを作成する、といった使い方が可能です。

GeminiにNotebookLMを連携させる方法

NotebookLMの基本操作を押さえたうえで、Geminiへ引き継いで使う流れまで含めて、4つのステップで解説します。

  1. NotebookLMにアクセスしてGeminiと同じアカウントでログインします。WebブラウザでNotebookLMのページにアクセスし、Googleアカウントでログインします。GeminiとNotebookLM
  2. ノートブックを作成し資料(ソース)をアップロードします。ログインしたら、「+ノートブックを作成」をクリックし、ノートブックを作成します。続いて、資料(PDFやURL)をアップロードしましょう。GeminiとNotebookLM例えば、広告ガイドラインなどを資料(ソース)として追加します。
  3. Geminiを開きNotebookLMを参照するNotebookLMにノートブックが作成されるとGeminiで読み込むことができます。
  4. 特定のNotebookLMの情報を元にGeminiで会話を行うこのように参照したNotebookLMの情報を元にGeminiが回答をします。

結果として、GeminiにNotebookLMを参照させると絞られた情報からの回答がアウトプットされるため、一般論や信頼度が高くない情報からのアウトプットが抑制されます。

NotebookLMとGeminiの連携による活用事例

NotebookLMとGeminiの連携を活用した事例を、さまざまな分野から紹介します。

活用事例1:ビジネス-さまざまなフォーマットの資料(ソース)からスライド資料を簡単に作成

PDFの報告書やExcelの集計表、テキストの議事録などビジネスで使う資料にはさまざまなフォーマットが存在します。

連携により、これらの資料を一つにまとめてスライド構成を自動生成できます。

NotebookLMで情報を整理・統合し、Geminiで視覚的にわかりやすいスライド構成を自動生成します。

  • NotebookLMに全ての資料(ソース)をアップロードします。
  • ノートブックガイドから「スライド資料(構成案)」を選択、またはチャットで「これらの資料(ソース)を基に、役員報告用の5枚のスライド構成を作って」と指示。
  • 生成された構成案をGeminiに渡し、「各スライドに最適な図解の指示と、発表用スクリプトを添えて」と依頼してブラッシュアップします。

活用事例2:ビジネス-市場調査や競合分析に使用

最新の市場トレンドや競合情報を効率的に収集・分析し、データに基づいた戦略立案を支援します。

GeminiのDeep Researchで広範囲な情報収集を行い、NotebookLMで整理・分析することで、従来数日かかっていたリサーチ作業を数時間に短縮できます。

  • Geminiの「Deep Research」機能で、最新の競合トレンドを数分でリサーチし、レポートを作成します。
  • そのレポートをNotebookLMにインポートし、自社の過去実績や強みが書かれた社内資料と統合します。
  • 「競合が手を出せていない、自社だけがアプローチできる市場の隙間を3つ提案して」と問いかけます。

活用事例3:教育-スキマ時間に耳から学習

教科書やノート、配布資料をスマホで撮影してNotebookLMにアップロードし、音声概要機能で作成した音声で「聴く学習」が可能です。

通勤時間や家事の合間などスキマ時間を活用して、効率的に学習を進められます。

  • スマホのNotebookLMアプリで教科書やノートを撮影してアップロード。
  • 「音声解説(Audio Overviews)」機能を実行。
  • AIが内容を要約し、議論するポッドキャストを聞きながら通勤・通学中に理解を深めます。
  • Geminiに疑問点を尋ねたり、応用知識を教えてもらったりして理解を一層深められます。

活用事例4:教育・ビジネス – 新入社員向けオンボーディング資料作成

散在する社内資料(規程、マニュアル、過去の研修資料など)を一元化し、新入社員が効率的に学習できるオンボーディング教材を作成します。

NotebookLMで知識を整理し、Geminiで分かりやすいコンテンツに再構成することで、研修担当者の負担を大幅に削減します。

  • 社内規定、各種ツールのマニュアル、過去のSlackログなどをNotebookLMに集約。
  • Geminiに「これらを元に、新人が1週間でやるべきオンボーディングプランを立てて」と指示。
  • 新人は作成されたプランに沿って学びつつ、不明点はNotebookLMに直接質問して解決します。

活用事例5:ビジネス – ナレッジベースの構築

組織の知識やノウハウを体系的に蓄積し、検索・活用しやすい形で整理する「ナレッジベース」を構築します。

NotebookLMで情報を一元管理し、Geminiで知識の抽出・再利用を効率化することで、組織の知的資産を最大限に活用できます。

  • プロジェクトごとの完了報告書や反省点、顧客のフィードバックをNotebookLMに蓄積。
  • GeminiのWeb版から、関連するノートブックを常に連携させておきます。
  • 新規プロジェクトの立案時にGeminiへ「過去の類似プロジェクトで失敗した原因を考慮して、リスク管理表を作って」と指示します。

まとめ

GeminiとNotebookLMは、それぞれ異なる強みを持つAIツールです。NotebookLMは「自分の知識を正確に扱うAI」として、アップロードした資料(ソース)に基づいた高精度な分析を提供します。一方、Geminiは「広く考え、発想を拡張するAI」として、最新情報の取得や創造的な思考をサポートします。

この2つのツールを適切に使い分け、さらに連携させることで、ビジネス、研究、教育などさまざまな場面で生産性を大幅に向上させることができます。

まずは無料版のNotebookLMとGeminiを試してみて、自分の業務や学習にどのように活用できるか探ってみてください。慣れてきたら、有料版のNotebookLM in Proへのアップグレードも検討し、より高度な機能を活用することで、さらなる効率化を実現できるでしょう。

AIツールは日々進化しています。NotebookLMとGeminiの連携も、今後さらに強化されていくことが期待されます。この記事で紹介した活用方法を参考に、あなたなりの最適な使い方を見つけて、業務や学習の質を高めていってください。

アイスマイリーでは、生成AI のサービス比較と企業一覧を無料配布しています。課題や目的に応じたサービスを比較検討できますので、ぜひこの機会にお問い合わせください。

よくある質問

GeminiとNotebookLMの違いは何ですか?

Geminiは「外の世界の知識」を使う汎用AI、NotebookLMは「あなたが渡した資料」だけを使うリサーチ特化AIです。

GeminiからNotebookLMを呼び出す方法は?

Geminiの画面から直接ノートブックを読み込む機能が実装されています(※設定が必要な場合があります)。

NotebookLMは無料で使えますか?

はい、標準的な機能は無料で利用可能です。

NotebookLMにモバイルアプリはありますか?

はい、モバイルアプリも展開されており、外出先でも資料の確認や音声解説の視聴が可能です。

AIsmiley編集部

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