DNP、法律専門のAI相談サービスを開始。メタバース空間でAIアバターを活用し、悩みの解決を支援
最終更新日:2025/01/17
DNPは、日本加除出版、Hexabaseと、法律など専門分野のAI相談サービスにおいて協業を開始します。
このニュースのポイント
- DNP、法律など専門分野のAI相談サービスにおいて、日本加除出版、Hexabaseと協業開始
- AIアバターが離婚に関する悩み相談を行う「メタバース役所」と、専門AIを搭載した「離コンパス」を連携
- 3社は離婚関連の相談に専門的に対応する「出張版離コンパス」の提供を目指す。2025年初春には住民相談の実証事業を予定
大日本印刷株式会社(DNP)は、AI機能を搭載した法律情報支援サービス「離コンパス」を提供する日本加除出版株式会社とその開発を支援する株式会社Hexabaseと、法律など専門分野のAI相談サービスにおいて協業を開始しました。
その一環として、DNPの「メタバース役所」と「離コンパス」を連動させ、離婚などの問題を抱える人々に対してAIアバターが悩みを整理し、行政サービスの紹介や書類作成・提出などを円滑に行えるよう支援します。
近年、国内の公的機関への相談件数は増加傾向にあり、行政による的確で迅速な対応を支援する重要性が高まっています。特に「離婚」については、相談しにくいという悩みを抱える人が多くいます。これらの課題に対してDNPは、2024年12月に新潟県三条市でプライバシー保護機能を持った「メタバース役所」を活用し、自治体職員や専門員に扮したAIアバターが離婚をはじめとする悩み相談を行っています。
今回は、法律的な専門AIを搭載した「離コンパス」を開発・運営する日本加除出、Hexabaseと協業を行うことで「メタバース役所」で生活者の相談に応えるAIアバターの精度を向上させ、悩み解消の一層の支援につなげていきます。
具体的には「メタバース役所」と「離コンパス」を連動させ、離婚関連の相談に専門的に対応する「出張版離コンパス」の提供を目指します。加えて、相談内容に合わせて表情を変えることで相談者の満足度を高める相談用AIアバターの開発と、「メタバース役所」への「離コンパス」導入支援をHexabaseが担います。また、AIアバターは24時間365日対応できるため、相談者の状況や感情の整理にもつながります。
2025年初春には「メタバース役所」を活用した「出張版離コンパス」での住民相談の実証事業を行う予定です。その結果を基に新たなサービスの開発を進め、相談のテーマを広げることでより多くの生活者の課題解決に取り組んでいきます。
出典:PR TIMES
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