チューリング、完全自動運転AIの実現に向けて大規模GPUクラスタ「Gaggle Cluster」を構築開始
最終更新日:2023/12/01
チューリングは、完全自動運転AIのために国内最大規模のGPUクラスタ「Gaggle Cluster」の構築を開始しました。
このAIニュースのポイント
- チューリングが国内最大規模のGPUクラスタ「Gaggle Cluster」構築を開始
- 大規模な学習タスクに最適化されたシステムでAI開発を加速
- 完全自動運転の実現に向け、高度な言語理解能力を持つAI開発に注力
11月22日、チューリング株式会社は、完全自動運転AIの開発を加速するため、大規模GPUクラスタ「Gaggle Cluster」の構築に着手しました。
今回構築する最初のクラスタ「Gaggle-Cluster-1」は96基のNVIDIA H100 GPUを搭載しており、190PFLOPSの総計算能力を誇ります。これは、国内企業が専有するGPU計算基盤としては最大規模です。2024年前半の稼働開始を目指し、サーバー間の通信帯域とストレージ速度の最大化により、「単一の計算機」として大規模な学習タスクを最適化することが特徴です。
「Gaggle Cluster」という名称は、多数のGPUが集まって大規模計算課題に挑む様子を、雁の群れに例えたものです。チューリングは、この高速でスケーラブルな計算資源を活用し、LLMを含む大規模マルチモーダルモデルの開発を進めています。完全自動運転の実現には、LLMのような高度な言語理解能力を持つAIが必要であり、チューリングは言語を通じた世界認識・理解の高度化に注力しています。
チューリングは「We Overtake Tesla」をミッションに掲げ、将棋AI「Ponanza」開発者の山本一成氏と、自動運転研究者の青木俊介氏によって共同創業されました。AI深層学習技術を駆使し、限定領域に留まらない完全自動運転の実現を目指しています。
出典:PR TIMES
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