そごう・西武、AIカメラ活用で来店顧客のフロア間行動分析を開始
最終更新日:2024/03/13
そごう・西武は、AIカメラを活用し来店顧客のフロアをまたいだ行動分析の実証実験を開始しました。
このAIニュースのポイント
- そごう・西武は、2022年4月よりAIカメラによる実証実験を開始
- 今回の実証実験では、発展的な取り組みとして来店当日のフロアをまたいだ移動履歴を分析
- 今後、そごう・西武では全館にAIカメラを設置し、オンラインショッピングのような便利さをリアル店舗でも実現
株式会社そごう・西武は、そごう大宮店にてAIカメラで顧客の来店目的を可視化し、来店顧客のフロアをまたいだ行動分析の実証実験を開始しました。
そごう・西武では2022年4月よりAIカメラによる実証実験を開始し、顧客数の把握と属性を推定する取り組みを実施しています。今回行われる実証実験では、買い回りの順序や滞在時間などの移動履歴を分析することで、品揃えや店舗レイアウトの改善に取り組み、顧客の体験価値向上を図ります。
今回の実証実験では、そごう大宮店に19台のAIカメラを設置し、顧客の来店目的が食品フロアでの購買か、非目的購買なのかを可視化します。AIカメラから得られるデータは、顧客のプライバシーに配慮したデータ収集のため個人を特定せずに情報の活用が可能です。
今後、そごう・西武では全館にAIカメラを設置し、オンラインショッピングのような便利さをリアル店舗でも実現します。オンラインショッピングでは、顧客がどこから来店し、どうサイトを巡回し、何を購入したか等のすべての情報が可視化できます。これらの情報をリアル店舗でも利用できるようにし、さらに将来的にはAIカメラで得られたデータと購買データを組み合わせてテナントにサービスの一環として提供するなど、百貨店として新たな価値提供も目指します。
出典:PR TIMES
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