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最終更新日:2024/02/13
Zoomは有料アカウントユーザー向けにジェネレーティブAIデジタルアシスタント「Zoom AI Companion」を提供します。
このAIニュースのポイント
Zoom Video Communicationsは、有料サービスアカウントユーザー向けに、ジェネレーティブAIデジタルアシスタント「Zoom AI Companion」(旧名称:Zoom IQ)の提供を追加料金なしで開始しました。このAIコンパニオンは、共同作業を促進し、生産性を向上させ、人々をエンパワーする機能を提供します。
Zoomは以前からジェネレーティブAIを導入しており、すでに数千社を超える企業が無料トライアルでチームチャット作成とミーティングサマリー機能を使用してきました。そしてこの秋、有料アカウントユーザーであれば追加料金なしで利用できるAIコンパニオンを提供を開始し、ジェネレーティブAIサービスを大幅に拡大する予定です。
ZoomはAIにフェデレーテッドアプローチを採用し、自社開発の大規模言語モデルとサードパーティのモデルを活用することで高品質の結果を提供し、コストを削減しています。AIコンパニオンは、MeetingsやTeam Chat、WhiteboardなどZoomの各サービスを通じて利用することが可能です。
AIコンパニオンを使用することにより、簡単かつスムーズに共同作業を行って生産性を高めることができ、チームでの共同作業をより効果的に進められるようになります。例えば、Zoom Meetingsに搭載されたAIコンパニオンの機能の場合、レコーディング内容のハイライトやスマートチャプターを利用してレコーディングをより速く視聴し、要約や次のステップを確認することができるため、欠席した会議の内容を簡単に把握できます。
また、ミーティングのホストがこの機能を有効にしていれば、出席者はミーティング中にAIコンパニオンへ質問を送ることで、聞き逃した内容についてAIから回答を得ることができ、ミーティングの流れを遮ることなくすぐに追いつくことが可能です。ミーティング後には、ホストは自動作成されたミーティングの要約を受け取り、欠席者も含め共有できます。これらの機能により、タイムゾーンが異なるチームメンバーでも個々のタイミングでミーティングの内容を把握可能です。
Zoom はユーザーエクスペリエンスと生産性の向上をもたらす AI を活用したイノベーションに投資する一方で、信頼、安全性、プライバシーを最優先に考えることを目標としています。AIコンパニオンの機能を使用するかはアカウント所有者と管理者が選択できるようにしているほか、8月の発表ではコミュニケーション関連のカスタマーコンテンツ(投票結果、ホワイトボード、リアクションなど)を使用してZoomまたはサードパーティのAIモデルをトレーニングすることはない旨を明示しています。
Zoomは顧客のプライバシーニーズを第一に考えることによって業界をリードしており、今後も顧客が安心してAIコンパニオンとその機能を利用できるよう努めると述べています。
出典:PR TIMES
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