生成AI

最終更新日:2023/09/28
マイクロソフトは、Windows 11の大型アップデートで生成AI「Copilot」を標準搭載すると発表しました。文章の要約や画像作成など業務作業効率化をサポートします。
このAIニュースのポイント
マイクロソフトは、9月26日の「Windows 11」の大型アップデート「23H2」で、生成AI「Microsoft Copilot」をビルトインすると発表しました。これは「日常のAIコンパニオン」として、ユーザーのPC操作を助ける役割を果たします。この機能は、Windows 11のサイドバーとして表示され[Windows]+[C]または右クリックで簡単にアクセスできます。
「Microsoft Copilot」は、ユーザーがPCで行っている作業やWeb上の情報を組み込み、プライバシーとセキュリティに配慮しながら、より良いサポートを提供します。これにより、PCの設定変更やアプリの起動、テキストやメールの下書きなどが容易になります。
このアップデートには、他にも150の新機能が追加される予定です。たとえば「ペイント」アプリには生成AI機能「Cocreator」が搭載され、背景削除とレイヤー機能が利用可能です。「フォト」アプリもAIで強化され、背景ぼかしやOneDrive上の画像検索も実装されます。
さらにマイクロソフトの検索エンジンであるBingでもAIのアップグレードが行われました。検索で見つからない画像を生成する「Bing Image Creator」では、OpenAIの最新画像生成AI「DALL·E 3」を採用することも発表されています。ユーザーが何を求めているか従来よりも理解を深めているため、より正確な画像が提供可能です。
また「Microsoft 365 Copilot」は11月1日から企業向けに一般提供が開始され、Officeの各種ソフトウェアやメールなどを生成AIで支援します。このサービスは、ユーザー1人当たり月額30ドルで利用可能です。
「Microsoft Copilot」の統合により、Windows 11ユーザーは、OS全体にわたるシームレスな経験を享受できるようになります。複雑だったタスクがよりシンプルに、効率的に実行できることで、日常の生産性が向上します。これは、マイクロソフトのAI技術の進化と、ユーザー体験の向上への継続的なコミットメントを反映しています。
出典:Microsoft
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