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AIで写真を加工!人工知能の仕組み・特徴・サービス事例を紹介

最終更新日:2024/04/11

スマートフォンの普及により、さまざまなSNSで写真を投稿するユーザーが多くなりました。最近では、加工を施した写真を投稿するケースも珍しくなく、その技術はAIの活用によってますます進歩を遂げつつあります。

今回は、写真の加工を行うAIの仕組みや特徴などについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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AIで人の顔をディズニー風に加工できる無料サイト

AIで人の顔をディズニー風に加工できる無料サイト|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

(参照:Toonify Yourself)

冒頭でもご紹介したように、近年はSNSに写真を投稿するユーザーが非常に多く、その写真を「よりオシャレなもの(より綺麗なもの)」にするため、加工を施すというケースも珍しくありません。そのような中で、手軽な操作で画像に加工を加えられるサービスに大きな注目が集まっているのです。

その一例としては、写真に写る人物を簡単に「ディズニー顔」へと変換することができる無料のウェブサイト「Toonify Yourself!」が挙げられるでしょう。この「Toonify Yourself!」というサイトは、人気すぎて一時的にサイトがクラッシュしてしまったこともあり、現在はユーザーからの寄付による支援でサイトが復活しています。

「ディズニー顔に変換できる」という説明だけではなかなかイメージが湧きにくいかもしれませんが、目や鼻などのパーツを加工することによって、まるでディズニー映画の登場人物のような雰囲気に顔を変換することができるのです。

こういった顔写真の加工が可能なのは、「Toonify Yourself!」にAIのディープラーニングが活用されているからに他なりません。利用方法も非常にシンプルで、同サイトに変換したい写真をアップロードして「Toonify!」というボタンをクリックするだけで加工が完了します。

しかし、すべての顔写真の変換に対応することができるわけではありません。公式サイトによると、アニメのキャラクターに眼鏡をかけている人物は少ないため、眼鏡をかけた人の変換はまだ難しいそうです。とはいえ、「Toonify Yourself!」にはAIが搭載されているという強みがありますので、データの蓄積によって多様な加工が可能になることが期待できるでしょう。

 

AI技術が作り出す「フェイク画像」の世界

AI技術が作り出す「フェイク画像」の世界|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

AI技術を活用することによって、これまで以上に革新的なサービスを生み出すことができるようになったわけですが、必ずしもAIが「良い方向」に活用されているわけではありません。というのも、最近ではAI技術を悪用するケースが増加してきているからです。

その事例として、「ディープフェイクス(Deepfakes)」を名乗る正体不明のプログラマーが拡散した「人の顔をすり替えた動画」が挙げられます。もともと、オーストラリア出身の映像作家であるニコラス・ガーディナーが実験的に製作した短編映画「Proxy」において、ドナルド・トランプの顔が中国の国家主席である習近平にすり替わるというテクニックが利用されたことで注目を集めていました。

これはあくまでも作品内でのすり替えであるため特に問題はありませんが、ディープフェイクスは、顔のすり替えを行うことができるソフトウェアを公開し、誰でも使用できるようにしてしまったため、さまざまなフェイク動画が世界中に拡散されるようになってしまったのです。

AIの技術は、より革新的なサービスを生み出すことができる存在として多くの人に注目されていますが、このディープフェイクスのようにAIの技術が悪用されてしまうケースも増加しているということをしっかりと把握しておかなければなりません。そのため、AI技術の悪用を防ぐための施策という部分にも注目していく必要がありそうです。

 

AI・人工知能を活用すれば白黒写真をカラーに変換することも

AI・人工知能を活用すれば白黒写真をカラーに変換することも|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

(参照:Automatic Image Colorization・白黒画像の自動色付け)

今後はAI技術がより良い方向に活用されていくことが期待されますが、最近はAIを活用した革新的なサービスも数多く登場しています。その一例として、白黒写真をカラーに変換するサービスが挙げられるでしょう。

この技術は、早稲田大学の研究チームが2016年に発表したもので、ディープラーニングを活用することによって白黒写真をカラーに変換できるというものです。もちろん、白黒写真に対して色をランダムに加えていくというものではなく、過去のカラー写真を学習した上で「適切な配色」によるカラー化を実現することができます。

カラーで撮影することができなかった時代の写真をカラーに変換することができれば、より多くの思い出が鮮明に蘇ってくる可能性も高まります。大切な思い出をカラーに変換できるというのは、多くの人にとって非常に価値があるものといえるのではないでしょうか。

現在はさまざまなウェブサイトで白黒写真をカラーに変換することができますので、白黒写真をお持ちの方は、ぜひこの機会にカラー写真への変換を試してみてはいかがでしょうか。

なお、無料でカラー写真への変換を行えるサイトも存在します。たとえば「ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け」というサイトでは、トップページにカラー変換する機能が設置されているため、簡単にカラー画像への変換を行うことが可能です。

使い方も非常にシンプルで、「ファイルを選択」をクリックしてカラーに変換したい写真を選択し、「色付け!」をクリックするだけ。わずか2秒ほどでカラー変換を行うことができますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、こちらのサービスは非営利かつ個人的な目的のみに使用可能ですのでご注意ください。

 

AI・人工知能の活用によってさまざまな可能性が広がる

今回は、写真の加工を行うAIの仕組みや特徴などについてご紹介しました。さまざまなサービスが登場している一方で、AI技術が悪用されてしまっている事例も存在することがお分かりいただけたのではないでしょうか。

今後もAI技術は進歩を続けていくことが予想されますので、いかにしてAI技術の悪用を防ぐかという点にも注目していく必要があるでしょう。とはいえ、私たちにとって価値のあるサービスが数多く存在しているのも事実です。その価値あるサービスを活用することで、写真をよりオシャレ(綺麗)にすることができれば、さまざまなメリットが生まれるでしょう。

特に、白黒写真のカラー化などは、思い出を鮮明に蘇らせるという意味でも大きな価値を持ちます。現段階でも高い制度でのカラー化が可能ですが、今後さらに高い精度のカラー化も可能になるかもしれません。どのような形でAI技術が進歩していくのか、ますます期待が膨らみます。

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AIsmiley編集部

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