LINE CLOVAでできることは?AI・チャットボットの活用事例
最終更新日:2024/04/11
問い合わせ対応やコミュニケーションの促進といった目的で、さまざまな業界で導入され始めているチャットボット。スマートフォンでも利用できるものが多いため、多くの人にとって身近な存在になりつつあるでしょう。
そんな中で、LINE公式アカウントとも連携できるチャットボットに注目が集まっているのをご存知でしょうか。今回は、LINEアカウントとも連携できるチャットボット「CLOVA」について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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LINE CLOVAとは?
(参照:LINE CLOVA公式サイト)
LINE CLOVAとは、LINE社が開発した音声認識AIアシスタントのことです。CLOVAが搭載されている機器に向かって「今日の天気を教えて」「音楽を流して」などと話しかけることで、CLOVAがさまざまな対応を行ってくれます。iPhoneの「Siri」やGoogleの「Googleアシスタント」と同じようなイメージを持っていただければ分かりやすいでしょう。
そんなLINE CLOVAは、現在主に4つのタイプが発売されており、それぞれ重さや価格、機能性などが少しずつ異なります。たとえば、液晶搭載型の「Clova Desk」であれば、LINEでの音声通話はもちろんのこと、ビデオ通話も可能です。また、Bluetoothでのオーディオ出力も可能なため、少し離れた場所からBluetoothイヤホンで音楽を楽しみたい場合などにおすすめといえるでしょう。
ちなみに、LINE CLOVAが搭載されているスマートスピーカーを他社のスマートスピーカーと比較した場合の特徴としては、主に次のような点が挙げられます。
・赤外線家電操作機能が搭載している
・LINEメッセージ、LINE通話が音声で使える
・バッテリー内蔵なので携帯性に優れている
・童話や昔話といった子供向けの機能も豊富に搭載されている
・台風や地震といった日本特有の環境情報も取り入れることができる
このような特徴は、日本で多くのユーザーを抱えるLINEだからこそ実現できる機能といえるのではないでしょうか。
CLOVAの導入によって得られるメリット
CLOVAの主な特徴などはお分かりいただけたかと思いますが、最近では企業がLINEを「チャットボット」として活用するなど、ビジネスシーンでも多く利用され始めています。では、CLOVAを導入することによって、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、いくつか代表的なメリットをご紹介していきます。
24時間365日問い合わせ対応を行えるようになる
オペレーターによる問い合わせ対応を行っていた企業は、問い合わせ対応の時間を定めなければなりませんでした。オペレーターの数を増やし、24時間体制で問い合わせ対応を行うことも可能ですが、昨今は少子高齢化に伴い人手不足が深刻化しているため、現実的とはいえません。そのため、休日や大型連休といった期間に問い合わせをすることができない顧客が増加し、顧客満足度低下を招いてしまうリスクがあったわけです。
その点、CLOVAなどのチャットボットを導入すれば、機械に問い合わせ対応を任せられるため、24時間365日いつでも問い合わせに対応できます。もちろん、オペレーターの負担も増加せずに済むため、企業と顧客の双方にとって大きなメリットといえるわけです。
オペレーターの業務効率化
上記でもご紹介したように、昨今は人手不足によってオペレーターにかかる負担も大きくなってきています。特にコールセンターの場合、同じような質問が複数人から寄せられるケースも少なくないため、同じ質問に何度も回答していくのは効率的とはいえません。
その点、チャットボットを導入すれば、数多く寄せられる質問への対応を機械に任せることができます。そして、チャットボットでは回答できないような難しい質問にだけ、オペレーターが対応できる体制を整えることで、オペレーターの業務効率化を実現できるのです。
コスト削減
これまでは、オペレーターの数を増やすことによって、オペレーター一人ひとりの負担を分散させるというのが一般的でした。しかし、昨今は人手不足が深刻化しているため、その方法は現実的ではありません。
そこで注目されているのがチャットボットです。チャットボットであれば、これまでオペレーターが行ってきた業務を機械に代行させることができるため、人件費削減につなげられます。また、チャットボットによる業務効率化が実現されれば、オペレーターの不満やストレスの解消にもつながっていくため、離職率低下による教育コスト削減が期待できるのです。
LINEのトーク機能で家電を操作できる「CLOVA bot」
(参照:CLOVA Home | LINE CLOVA公式サイト)
LINE CLOVAは、ビジネスシーンでも活躍できることがお分かりいただけたかと思います。ただ、一般家庭でも有効活用できる機能が多く搭載されているということを忘れてはなりません。たとえば、CLOVAとチャットしながら家電を操作できる「CLOVA bot」を活用すれば、スマホ一つで家中の家電を遠隔で扱えるようになります。
「ベッドルーム」「リビング」「玄関」といったように、部屋ごとに機器を登録することができるため、「リビングの灯りとテレビを消したい」といった場合にも、素早く操作することができるわけです。
「CLOVA bot」に機器を登録していれば、友人とLINEでトークするときと同じような感覚で、「ベッドルームの照明を明るくして」などとテキストメッセージで送信するだけで家電を操作できるため、スマホをすべての家電のリモコンとして利用することもできるようになります。
また、特に大きなメリットとしては、家の外からでも家電を操作できるようになることが挙げられるでしょう。たとえば、冬の寒い時期に、帰宅する時間を逆算して暖房を付けておけば、帰宅したときにはすでに家の中が暖かくなっているのです。もちろん、夏の暑い時期にも冷房を付けておくことができますので、快適な環境を整えたい人にとっては大きなメリットがあるといえるでしょう。
CLOVAを活用すればさまざまな可能性が広がる
今回は、LINEアカウントとも連携できるチャットボット「CLOVA」について詳しくご紹介しました。「CLOVA」は、ビジネスシーンや家庭での利用など、活用の幅が広く、さまざまなことを実現できます。
昨今は人手不足が深刻化していますので、企業がCLOVAを活用していくことでオペレーターの負担を軽減できるのは、大きな魅力といえるでしょう。しかし、CLOVAを最大限活用していくためには、一人ひとりが音声認識の知識をしっかりと養わなければなりません。
せっかくCLOVAを導入しても、知識が足りていなければ有効活用できない可能性もありますので、ぜひこの機械にCLOVAをはじめとする音声認識AIアシスタントの知識を深めてみてはいかがでしょうか。
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