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最終更新日:2024/04/11
少子高齢化に伴う人手不足問題はさまざまな業界で深刻化しており、それは食品業界も例外ではありません。そのため、食品業界においても業務効率化が大きな課題といえるわけですが、最近ではIoTの活用によって業務効率化を実現するケースも多くなってきています。
そこで今回は、食品業界におけるIoTの活用事例について詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
IoTについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
IoTとは?活用シーンや関連技術、普及にともなう課題について

食品衛生法の改正により、食品製造の工程で用いられる衛生・品質管理の国際的基準である「HACCP」が義務付けられました。そのため、食品関連の事業者は2021年5月までに、HACCPの基準に対応しなければなりません。
しかし、日々の営業を続けながらHACCPの基準に適応していくのは決して簡単なことではないのです。そのため、最近では食品業界においてもIoTを活用する動きが加速し始めています。その一例として挙げられるのが、ドコモが提供しているIoTサービス「ACALA MESH」です。
この「ACALA MESH」は、食品の安全性を高める上で欠かせない温度・湿度管理をIoTで効率的に行うことができるサービスです。仕組みとしては、まず、冷蔵庫などの食品が保管されている場所にセンサーを設置し、温度や湿度をデータとして取得します。そして、取得したデータを、docomo回線を経由してクラウド上にアップロードし、データの保管を行うというものです。
このような手順で取得したデータは、PCやスマホなどの端末からリアルタイムで監視することができます。もし、あらかじめ定めた基準を超えた場合には、メールで通知を行ったり、電話にアラートを送ったりすることができるため、より食品の安全性を高めることができるのです。
また、「ACALA MESH」の魅力として、ITが苦手な人でも使いやすいシンプルなデザインが採用されている点も挙げられるでしょう。アナログメーターによるデザインは非常に分かりやすく、見間違えてしまう心配もありません。さらに、工事や無線設定なども不要なので、どの企業でも簡単に導入することができるという魅力があります。

IoTは、食品業界における包装、梱包といった業務の効率化にも貢献しています。食品業界では、人体に影響を及ぼす可能性があるものを製造していますので、常に高い品質管理を徹底しなければなりません。だからこそ、IoTを活用し、包装や梱包といった業務の効率化を実現することにも大きな価値があると考えられているのです。
たとえば、ペットボトル飲料の場合、キャップがしっかりと閉まっているかどうかを確認しなければなりません。また、さまざまな食品には「賞味期限」が設けられていますが、その賞味期限をしっかりと印刷できているかどうか確認する作業も極めて大切なものになります。
そのため、最近ではこれらの業務にIoTが導入され始めており、より効率的かつ正確な作業が実現され始めているのです。これまでは、人間の目視によるチェックが一般的となっていました。もちろん、目視によるチェックでも安全性を高めることはできますが、人間の場合は絶対にミスが起こらないとは言い切れません。場合によっては、体調不良などの理由で業務品質が低下してしまう可能性もあるからです。
その点、IoTを活用すれば、常に正確な業務を遂行することが可能になります。もちろん、人間のように体調不良でパフォーマンスが低下することもありません。そのため、IoTの活用による業務効率化の流れは、今後さらに加速していくと考えられるでしょう。

食品物流では、常温では傷んでしまう生鮮食品や、冷蔵食品、冷凍食品を輸送するケースも少なくありません。そのため、これらの食品を輸送する際は、より徹底した温度管理が求められるわけです。
より徹底した品質管理を実現すべく、最近ではIoTデバイスが積極的に活用され始めています。一般的な食品物流の課題としては、「コストを抑えつつ荷主企業の要望をクリアしなくてはいけない」という点が挙げられますが、それ以外にも「ドアの開閉による冷蔵庫内の温度逸脱」といった課題が存在するわけです。
しかし、IoTデバイスを活用すれば、温度逸脱が発生した際に、管理者や乗務員のスマホにアラートメールを送信することが可能になります。いち早く温度逸脱に察知できるため、これまでのように食品の品質が低下してしまうリスクを抑えられるのです。これは、IoTを活用するからこそ実現できるメリットといえるでしょう。

最近では、一般家庭でも使用できるIoT機器が多くなってきています。その代表例として挙げられるのが、ZWILLING社(ツヴィリング)の「Fresh&Save」という容器です。この「Fresh&Save」には、アプリと連携することができるという特徴があり、目安となる期限を通知したり、真空保存によって食品を5倍長持ちさせたりすることができます。
また、QRコードを読み取ることでコンテナを識別できるというのも、IoT対応だからこその斬新な機能といえるでしょう。日々の食生活もこだわりたいという人にとっては、非常に多くのメリットがある容器といえるのではないでしょうか。
ただ、一点デメリットを挙げるとすれば、やはり一般的な容器と比べて高額であるという点が挙げられます。4,950円~6,600円という価格帯なので、手軽に購入できるわけではありませんが、長期保存が可能になるという点を踏まえれば、価格に見合うだけの価値があると考えることもできるでしょう。
今回は、食品業界におけるIoTの活用事例についてご紹介しました。IoTの活用によって、食品の品質を保つ上で重要となる温度・湿度の管理が行いやすくなることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
食品は、一歩間違えれば人体に影響を及ぼす可能性もあるため、常に高い品質管理を徹底しなければなりません。品質管理を徹底するためにも、IoTの活用は極めて効果的なものといえるのではないでしょうか。
最近では一般家庭でのIoT活用も多くなってきていますので、今後さらにIoT活用のシーンは増加していくことが予想されます。IoTが私たちの生活にどのような影響を与えていくのか、ますます目が離せません。
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