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最終更新日:2024/04/04
近年、AI・人工知能を活用したサービスは増加しており、私たちの生活にも大きな変化が生まれつつあります。むしろ無意識的に「AIを活用したサービスを利用していた」といったケースも多くなってきており、日常生活においても非常に身近な存在になりつつあるのです。
それは、さまざまな業界においてもいえることで、例えば「投資」業界においても、AIが値動きを予測するサービスなどが増えてきています。多くの方が資産運用などに活用している「投資信託」においても、AIを導入したサービスが増えてきているのです。
そのため今回は、AIを活用した投資信託の仕組みや、その利点などについて詳しくみていきましょう。
AIの活用事例について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能の利用例を解説!機械学習を活用した身の回りの実用例
AIを活用した投資信託のメリットについてご紹介していく前に、「そもそも投資信託とは何なのか」という部分から詳しくみていきましょう。
投資信託とは、簡単にいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、資産運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品」のことです。投資家の投資額に応じて、資産運用の専門家による運用成果が分配される仕組みとなっています。投資家から集めた資金をどこに投資していくかの判断は専門家が行うため、投資家が投資先を判断する必要はありません。
このような特徴があるため、投資信託の運用成績は、市場環境によって大きく変動する傾向にあります。投資信託の運用がうまくいって利益を得られているケースもあれば、運用がうまくいかずに損失が生まれる可能性もあるということです。そのため、必ずしも利益を得られるわけではないということを、事前にしっかりと把握しておくことが大切になります。
元本が保証されている金融商品ではなく、銀行の預金などとも大きく異なるものですので、上記のような特徴を理解した上で利用を検討していくようにしましょう。

投資信託についてはお分かりいただけたかと思いますが、今回のテーマであるAIを活用した投資信託というのは、一般的な投資信託とは何が違うのでしょうか。まずはAI投資信託の仕組みについて詳しくご紹介していきます。
一般的な投資信託の場合、資産運用は「ファンドマネージャー」というプロの人間が行います。しかし、AI投資信託の場合は、ファンドマネージャーに資産運用を任せるのではなく、AIから運用のアドバイスを受けることで資産運用していくという仕組みです。そのため、最も大きな違いとしては「AIがファンドマネージャーとしての役割を担う」という点が挙げられるでしょう。
そんなAI投資信託ですが、具体的なメリットとしては以下のような点が挙げられます。
・AIは大量のデータを分析し、予測することを得意とするため、人間では気が付かないような点にも気付ける可能性がある
・運用者の実績に基づく最適な提案を行った上で、手助けをしてくれる
AIは、機械学習と深層学習(ディープラーニング)を活用することによって、膨大なデータを素早く分析し、予測を立てていくことができます。また、「教師データ」を学習させていくにつれて、予測を行うための「分析材料」を増やすことができるため、教師データの蓄積に伴った「精度の向上」も期待できるのです。
こういったAIの特徴を最大限活かしていけば、これまで人間では気づけなかったような点にも気付くことができるようになり、より的確なアドバイスを行えるようになります。これは、一般的な投資信託では得られない大きなメリットといえるのではないでしょうか。
また、一般的な投資信託の場合は、ファンドマネージャーが市場動向や投資環境の分析・予測を行っていきます。しかし、AI投資信託の場合はそれらの作業をAIが行ってくれるため、人間による労働力を必要としません。そのため、手数料が安い傾向にあるのです。
最近では20代から投資信託を始める人も増えており、そのような若い世代にとっては手数料を安く抑えたいというニーズがあるため、こちらもひとつの魅力と言えるでしょう。
そして、感情に左右されることなく資産運用を行えるという点も、大きなメリットのひとつです。一般的な投資の場合、株価の上昇局面や下落局面において判断をひとつ誤るだけで大きな損失を生んでしまうというケースも少なくありません。そのため、その時の感情に左右されてしまい、適切な判断を下せなくなる人も多いのです。
「もっと上昇するのではないか」「きっとこれ以上下落することはないだろう」といった希望的観測によって判断してしまうと、大きな損害を被ることにもなりかねません。だからこそ、いかに冷静さを保ちながら判断を下していけるかどうかが重要になるわけです。
その点、AI投資信託を活用するとアルゴリズムに沿った運用が可能になるため、その場の感情に流されてしまう心配がありません。データの分析結果などに基づいてロスカットや買い戻しの判断を下していくため、感情に左右されることなく的確な判断を下せるようになるわけです。
もちろん、その判断に従ったからといって必ずしも利益が得られるというわけではありません。しかし、感情に左右されて不本意な運用を行ってしまうリスクを抑えられるという点では、大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか。

このように、AI投資信託には多くのメリットが存在するため、現時点ではAI投資信託に対して良いイメージを持たれている方も多いかと思います。それは決して悪いことではありませんが、実際にAI投資信託を検討していく際には「AI投資信託が完璧なものではない」こともあらかじめ理解しておくことが大切です。
確かにAIは現段階でも高い精度で予測を行うことができていますが、AI投資信託だけが運用成績のトップを独占しているかといえば、決してそうではありません。つまり、AI投資信託も100%完成されたものではないということです。
また、投資信託は基本的に資産運用を任せていく形になるため、「特に知識がなくても問題ない」といった印象をお持ちの方も多いかと思います。しかし、やはりご自身でも投資に関する知識を深めていくに越したことはないでしょう。
例えば、AI投資信託の中には「絶対利益追求型」と呼ばれる仕組みが存在します。一見、利益が約束された仕組みのように感じられるかもしれませんが、決して利益が約束されているわけではありません。これは、株式として魅力のあるものを買い、相場に連動している株式を売るという、言わば「両建て」に近い手法ということです。そのため、もし相場が上がったとしても下がったとしても、その一部が相殺される形になるため、利益を確保しやすくなります。
しかし、こういった手法の場合、仮に相場がどちらかに動いたとしても、もう一方では損失が大きくなっているため、利益を伸ばしにくくなります。場合によっては利益が得られない可能性もあるわけです。したがって、必ずしも利益を確保できる手法ではないことをあらかじめ把握しておくことが大切になるでしょう。
これらの知識を事前に把握しておかなければ、勘違いしたまま資産運用を続けてしまう可能性も否めません。そのような事態を避けるためにも、やはり投資信託に関する知識は必要不可欠といえるのではないでしょうか。
AI投資信託は比較的新しい投資手法であるため、多くの注目を集めています。中には「物珍しさ」を理由にAI投資信託の利用を検討している方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、AI投資信託にも多くのメリットはありますが、100%の確率で資産構築を行えるというわけではありませんので、まずは投資信託についての知識を養っていくことが大切になるでしょう。
また、AIの技術は今もなお進化し続けていますので、今後さらに新しいサービスが提供されるようになる可能性も考えられます。そのような場合にも柔軟な対応を見せられるようにするためには、AIに関する知識も養っていくことが大切です。
仮に、AIに投資を任せていくことができるとしても、「AIがどのような根拠で判断を下しているのか」を理解していなければ、仮に損失を生んでしまった場合の対処の仕方も大きく変わってくるでしょう。「このまま続けるべきなのか」「別の手法に切り替えることが懸命なのか」といった最終的な判断を下すのは、私たち人間に他なりません。
その判断の精度を高めるためにも、AIに関する知識を養っていくことが重要になるのではないでしょうか。ただ流行に乗っかるのではなく、物事の本質を見極めた上で行動を起こしていくためにも、「AI」「投資信託」という2つの分野の知識は必要不可欠といえそうです。
AIについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能とは?定義・歴史・種類・仕組みから事例まで徹底解説
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