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最終更新日:2024/04/11
近年、AIはさまざまなビジネスの業務に組み込まれるようになり、多くの企業の業務効率化に貢献しています。そのため、現段階ではAIの導入に踏み切れていないという企業の中にも、AIに強い関心を抱いている方は多いのではないでしょうか。
とはいえ、AIを導入するためにはコストがかかるため、多少なりともAIの導入に難しさを感じている担当者の方もいるかと思います。仮に導入したAIが理想とは異なる機能しか備えていなければ、導入コストのすべてが無駄になる可能性も否めません。
そのような失敗を避けるための方法としておすすめなのが、「無料版が設けられているAIを試した上で導入を検討する」という方法です。今回は、多くの企業で導入されているIBM Watsonの無料版である「IBM Cloudライト・アカウント」について詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
IBM Watson(ワトソン)について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
IBM Watson(ワトソン)のAI導入で何ができる?活用事例を紹介
無料版の「IBM Cloudライト・アカウント」についてご紹介していく前に、まずはIBM Watsonがどのような機能を持つAIなのか、詳しくみていきましょう。
IBM Watsonとは、「プロセスの効率化」や「高付加価値」の実現を主な目的としたAIです。人間では読み切ることができない大量のデータから瞬時に必要な情報を集めたり、洞察を見出したりすることで、質を維持したままスピーディーに対応することが可能になります。
たとえば、コールセンターにおける顧客対応では日々さまざまな質問が寄せられるため、顧客対応の担当者がいかに素早く対応できるかどうかで顧客の満足度が変化します。しかし、担当者一人ひとりの知識や経験には差があるため、顧客対応の質を一定に保つことは難しかったのです。
しかしIBM Watsonを導入すれば、大量に蓄積されたデータの中から、その担当者がいま必要としている情報を瞬時に探し出して画面に映し出すことができます。担当者は、その情報をもとに顧客対応ができるため、業務負担を軽減させられるだけでなく、顧客満足度の向上にもつなげられるのです。
中には、幅広い知識を求められるカスタマーセンターも存在するため、経験の浅い担当者はどうしても対応に遅れが生じる場合もあります。その点、IBM Watsonなら経験の差による顧客対応の品質低下を防ぐことができるため、人材も確保しやすくなるわけです。

画像:IBMオフィシャルサイトより
これまでにもIBM Watsonには30日間限定で無料利用できるフリートライアルが設けられていましたが、2017年10月より、機能を絞ることで無期限・無料での利用が可能になる「IBM Cloudライト・アカウント」がリリースされました。
フリートライアルの場合、期間が限定されているため納得いくまで試すことはできませんでした。しかし、「IBM Cloudライト・アカウント」には使用期限が設けられていないため、IBM WatsonのAPIや、IBM Cloudデータ分析機能などを手軽に試せるようになったのです。もちろん料金は無料なので、クレジットカードを登録する必要もありません。
ただし、あくまでも無料プランという位置づけなので、有料プランと比較するといくつかの制限が設けられています。主な制約は以下の通りです。
このような制約は設けられていますが、業務効率化につながるかどうかを確かめるために使用する分には、特に問題ないといえるでしょう。

企業に所属する開発者は、既存のシステムとの連携を確認したり、新しい技術の費用対効果を確かめたりと、さまざまな検証を行わなくてはなりません。そのため、それらの検証を無料で行えるという点は、極めて大きなメリットといえるでしょう。
新しいアイディアが思い浮かんだとしても、実際にどのような形で動くのかを示すことができなければ、上層部への提案も受け入れてもらえない可能性があります。しかし、「IBM Cloudライト・アカウント」のような無料のプランが設けられているAIであれば、実際に活用して「どのように動くのか」を示せるわけです。
ただ頭に思い浮かべているアイディアを提案するのと、実際に「動く形」を見せながら提案するのとでは、相手の印象も大きく変化します。そういった意味でも、無料で検証できるという点は開発者にとって大きな価値があるといえるでしょう。
「IBM Cloudライト・アカウント」では、主にどのようなサービスが無料で利用できるのか、みていきましょう。
自然言語インターフェースを利用することにより、ユーザーとの対話を自動化できる機能です。「IBM Cloudライト・アカウント」では、1ヶ月あたり1万件のAPI呼び出しが無料でできます。
音声をテキストへ変換できる機能です。会議の議事録として書き起こしをしたり、顧客からの問い合わせ時に顧客の声をテキスト化したりと、さまざまな形で活用することができます。なお、「IBM Cloudライト・アカウント」では1ヶ月あたり100分間の利用が無料で可能です。
企業データの収集や、ソーシャルメディアからの情報収集などによって分析を行い、顧客一人ひとりの特性を洞察していく機能です。「IBM Cloudライト・アカウント」では、1ヶ月あたり1,000件のAPI呼び出しが無料で可能です。

このように、「IBM Cloudライト・アカウント」は無料ではあるものの、さまざまな機能を試せます。そのため、今後本格的にAIを導入しようと考えている企業には、使用する価値があるものといえるのではないでしょうか。
また、既にAIを導入している企業においても、新たなビジネスチャンスを生み出すきっかけになるかもしれません。有料版での検証はどうしてもハードルが高くなってしまいますが、無料版での検証であれば、より前衛的な検証もしやすくなるでしょう。
AIが身近な存在になりつつある現代において、Watsonを無料で利用できる「IBM Cloudライト・アカウント」は、AI導入を成功に導く存在といっても過言ではないかもしれません。
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