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最終更新日:2023/12/19
TIS社は、AI OCRトータルサービス「Paperoid®」に顧客側で振分判定の閾値をGUI上でチューニングし、振分精度の向上を図ることが可能な新機能を追加しました。
このAIニュースのポイント
TISインテックグループのTIS株式会社は、AI OCRトータルサービス「Paperoid®」に顧客側で振分判定の閾値をGUI上でチューニングし、振分精度の向上を図ることが可能な新機能を追加しました。また、機能追加に合わせ「Paperoid」の全体価格もよりリーズナブルに見直しました。
「Paperoid」は、①帳票振り分けAIサービス、②帳票読み取りAIサービス、③ドキュメントAI OCRサービス、④帳票業務コンサルティングサービス、⑤AI OCRエンジン:SmartReadの5つで構成されているサービスです。
機能追加では、①帳票振り分けAIサービスを強化し、今まで確認できなかった各帳票の振分についてマッチングスコアを可視化し、顧客自身で振分精度を数値で把握することが可能となりました。さらに、マッチングのスコア結果を元に顧客自身で閾値を調整して振分精度を上げるチューニングを実施できるため、ベンダーに精度調整を依頼する必要がなく、精度向上に向けた時間の短縮や自己解決が行え、効率化を図ることが可能です。
電帳法対応や働き方改革などの取り組みにより、AI OCRによる請求書処理の必要性やニーズは増しており、多くの企業で導入が進んでいます。そんな中、実際に機能を使う際に「FAX帳票などで解像度が低い」「類似帳票の認識ができない」といった事象があり、その対応のための振分チューニングが顧客側でできないため、業務効率が上がらないという課題がありました。
そのような背景から、TISは「Paperoid」の帳票振り分けAIサービスに、顧客自身で閾値のチューニングを可能にする新機能を追加することで課題を解決します。
振り分け精度が悪い帳票に対して、マッチング度を元に閾値を調整することで帳票の振り分け精度を上げることが可能です。具体的には、振り分けたい帳票レイアウトを教師帳票として登録し、AIに学習させ、アップロードされた対象帳票と教師帳票とのマッチング度合いをスコアとして表示し、GUI上で閾値を設定します。誤振分になった帳票のスコアを元に閾値を下げる、もしくは特徴箇所のスコアを正として振分精度を上げるなどを行うことで精度向上が図れます。
出典:TIS
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