Stability AI、言語モデル「StableLM」第一弾のリリースを開始
最終更新日:2023/04/21
Stability AIは、新しいオープンソースの言語モデル「StableLM」の第一弾をリリースしました。
このAIニュースのポイント
- 第一弾のα版として30億パラメータと70億パラメータの2モデルが公開
- 実験用データセットの豊富さにより30億から70億の小さいサイズのパラメータでも、高い性能を発揮することが可能
- 商用や研究目的で自由に使用することが可能
Stability AIは、新しいオープンソースの言語モデル「StableLM」の第一弾をリリースしました。α版は30億パラメータと70億パラメータの2モデルが用意されており、今後150億パラメータから650億パラメータのモデルも用意される予定です。
Stability AIは2022年、AI画像モデルである Stable Diffusionを一般公開しました。今回、新しいオープンソースの言語モデル「StableLM」をリリースしたことにより、文章作成やプログラミングコードの生成など様々な場面で活用が可能です。
StableLMはThe Pileをベースに構築された新しい実験用データセットで学習し、その規模は The Pile の3倍になります。データセットの豊富さにより、StableLM は30億から70億のパラメータという小さなサイズにもかかわらず、会話やコーディングにおいて高い性能を発揮できます。
また研究用のモデルセットも公開されており、他の大規模言語モデルであるAlpaca、GPT4All、Dolly、ShareGPT、HHを使用しベースモデルを追加学習させたものです。この研究用のモデルは非営利のCC BY-NC-SA 4.0ライセンスでの公開になります。
Stability AIは「私たちは効率的で専門的、また実用的なAI の性能に重点を置いており、人々や企業がAI を使って創造性を引き出し、生産性を向上させ、新しい経済機会を開拓できるようなツールを今後も開発していきます」とコメントしています。
出典:Stability AI
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