ソニービズ、自社のAI画像判定ソリューションに良品画像を用いた検知機能をリリース
最終更新日:2024/02/16
ソニービズネットワークスが、自社で提供するAIによる画像判別ソリューション「ELFE on AWS」にて、良品の画像を用いて不良品を検知する「異常検知機能」が、2022年8月4日より提供開始しました。
このAIニュースのポイント
- ソニービズネットワークスの画像判別ソリューションに「異常検知機能」がリリース
- 一般的な開発手法と比較して1/100程度の教師データでのAI開発を実現
- 良品画像を学習させるだけで不良品を判別するAIモデルを生成する機能が追加
ソニービズネットワークスが、自社で提供するAIによる画像判別ソリューション「ELFE on AWS」にて、良品の画像を用いて不良品を検知する「異常検知機能」が、2022年8月4日より提供開始しました。
ELFEは判別モデルを自動開発する技術「Evolutional Learning for Feature Extraction」を採用した画像判別AIソリューションです。ソニー独自開発技術により、一般的な開発手法と比較して1/100程度の教師データでのAI開発を実現します。またデータを基に自動開発する仕組みのため、AI初学者の方でも開発が可能です。
「ELFE on AWS」は、主に製造業での検査工程における良品・不良品を判定するユースケースで利用されています。しかし、製造現場では、技術力の高さから不良品があまり検出されず、不良品の画像(教師データ)を収集することが難しいという課題があります。また、これまでの機能では、AIの判定によって不良品が検出されても不良品となった理由が把握できない問題もありました。
「ELFE on AWS」では、DeepLearningの技術の一つであるオートエンコーダ(自己符号化器)を利用し、良品画像を学習させるだけで不良品を判別するAIモデルを生成する機能が追加されています。この技術で行う入力と出力の差分を検出する処理により、不良品と判断された理由の特定にも活用が期待されています。
出典:ソニービズネットワークス
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