Sassorが独自AI制御ロジックによる蓄電池制御の高度化を実施
最終更新日:2024/03/11
株式会社Sassorが、経済産業省が実施する「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」にて、独自AI制御ロジックによる蓄電池制御の高度化を実施し、需給調整市場を見据えた実証を完了したと発表しました。
このAIニュースのポイント
- SassorがAIによる蓄電池制御の高度化を実施、需給調整市場を見据えた実証を完了
- 調整力実証により、独自の高効率AI制御ロジックの有効性を確認
- 供給力実証により、より経済的に電力を調達する手法を検証
株式会社Sassorが、経済産業省が実施する「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」にて、独自AI制御ロジックによる蓄電池制御の高度化を実施し、需給調整市場を見据えた実証を完了したと発表しました。
「ENES」は、複数の蓄電池を束ねて一つの発電所のように制御するシステムです。
今回実施した実証は、以下の2つです。
- すでに構築しているRAシステムである「ENES」の高度化と、将来の需給調整市場等への参入を見据えた一次調整力・三次調整力を想定した実証
- 卸電力市場価格を考慮して取引を行う供給力実証
また、本実証では株式会社村田製作所の協力により、村田製作所社製の家庭用蓄電池・産業用蓄電池をエネルギーリソースとしています。
【調整力実証】
需給調整市場にてすでに開設されている三次調整力①②と、将来的に開設が予定されている一次調整力を想定した実証を実施しました。
・三次調整力①②実証
三次調整力①②相当の制御の高度化を実施することにより、数万台規模の蓄電池制御をシミュレートし、蓄電池の充放電ロスを最小限に制御可能とする、独自の高効率AI制御ロジックの有効性を確認しています。
・一次調整力実証
家庭用蓄電池を用いた実機での周波数制御を実施したほか、数万台規模の蓄電池をエミュレートし、周波数制御のシミュレーションを行いました。これにより、遅れ時間の差異による考察や、大規模に周波数制御を行う際の独自の高効率AI制御ロジックの有効性を確認しています。
・逆潮流アグリゲーション
ポジワット制御とネガワット制御の比較をシミュレーションで実施し、ポジワット制御の優位性を検証しました。
【供給力実証】
家庭用蓄電池を用いて、卸電力市場の時間帯値差を考慮し、蓄電池を利用してより経済的に電力を調達する手法の検証を実施しました。
株式会社Sassorは将来の展望としてIoT/AIの技術を用いて、エネルギーとの新たな関係をデザインしていくと述べています。
今後、蓄電池やEVなどのエネルギーリソースはますます重要な存在になっていくとともに、将来的にはこれらを活用したさまざまなサービスが展開していくと考えられます。
出典:PR TIMES
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