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【11/24更新】サム・アルトマン氏 OpenAI解任報道まとめ。マイクロソフト入社から一転、電撃復帰へ

最終更新日:2023/11/27

ChatGPT(チャットGPT)を開発したOpenAIの創業者兼CEOのサム・アルトマン氏(Sam Altman)がOpenAIの取締会で2023年11月18日(現地時間11月17日)に解任されました。

本記事では時系列順にサム・アルトマン氏の報道をまとめていきます。

サム・アルトマン氏CEO解任

出典:OpenAI

OpenAIは、2023年11月18日(現地時間11月17日)に、現CTOのミラ・ムラティ氏(Mira Murati)が暫定CEOとして指名されたこと、及びサム・アルトマン氏がCEOおよび取締役会を解任されたことを発表しました。

アルトマン氏が取締役会に対して常に率直でなかったと判断し、彼のリーダーシップを信頼していないことを明らかにしました。アルトマンはX(旧Twitter)で下記のようにコメントしました。


抄訳

OpenAIで過ごした時間はとても楽しかった。個人的にも、そしてできれば世界にとっても、少しは変革につながるものだった。

共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏も解任を表明

OpenAIによるアルトマン氏の解任発表後、共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏(Greg Brockman)は取締役会からは抜けるが社長には留任するとアナウンスがありました。しかし、一転してブロックマン氏も解任を表明しました。

抄訳

今日のニュースを見て、僕は辞める。
私は、全人類に利益をもたらす安全なAGIを作るという使命を信じ続ける。

Axiosによると、主要株主のMicrosoft(マイクロソフト)がアルトマン氏の辞任を知ったのは、OpenAIによる公式発表の「ほんの1分前」だったそうです。

マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏(Satya Nadella)も声明を発表。

抄訳

私たちはOpenAIと長期的な契約を結んでおり、イノベーションアジェンダとエキサイティングな製品ロードマップを実現するために必要なすべてのものにアクセスできます。私たちは共に、この技術がもたらす有意義な利益を世界に提供し続けます。

日本時間2023年11月15日~17日に米国で開催されたMicrosoft Ignite 2023にて、マイクロソフトは、Microsoft Copilot StudioとCopilotの新機能など「Microsoft Copilot」全体にわたる新しいイノベーションを発表したばかりでした。

Semaforによると、OpenAIはマイクロソフトからの100億ドル投資のほんの一部しか、受けて取っておらず、大部分は、現金の代わりにクラウド・コンピューティングの購入という形で分割されているとも報道されました。

ブロックマン氏は先述の投稿に続き、解任について知っていることをXでポストしました。マイクロソフト同様、OpenAI社員も公式発表とほぼ同時にアルトマン氏の解任を知ったようです。

抄訳

昨晩(現地時間11月16日夜):サムはイリヤから金曜日の正午に話をしようというメールを受け取った。サムはグーグルミートに参加し、グレッグを除く役員全員がそこにいた。イリヤはサムに、自分が解雇されること、そしてその知らせがもうすぐ出ることを告げた。

現地時間11月17日午後12時19分:グレッグはイリヤから急ぎの電話を求めるメールを受け取った。12時23分、イリヤはGoogle Meetのリンクを送った。グレッグは、自分が取締役会から外されること(しかし、会社にとって不可欠な存在であり、その役割は維持される)、そしてサムが解雇されたことを告げられた。同じ頃、OpenAIはブログ記事を公開しました。

私たちの知る限り、前日の夜に知ったミラ以外の経営陣は、まもなくこのことを知らされました。

ありがとうございます。でも、どうか心配しないでください。私たちは大丈夫です。もうすぐもっと大きなことが起こります。

※グレッグ:OpenAIの共同創業者グレッグ・ブロックマン氏(Greg Brockman)
※イリヤ:OpenAIの首席研究者イリヤ・サツキバー氏(Ilya Sutskever)

Bloombergによると、アルトマン氏は「Tigris」と呼ばれるプロジェクトでNVIDIAの製品に匹敵するAIチップメーカーの設立を目論んでいるそうです。

OpenAI取締役会、アルトマン氏とCEO復帰を協議

現地時間11月18日の夜「OpenAIのチームが大好き」とXでポストしたアルトマン氏は現地時間11月19日の午後1時ごろ、OpenAIの来客者用ネックストラップを持つ自撮りを投稿。「これを持つのは最初で最後」とコメントを添えました。

アルトマン氏は協議のためにOpenAIのオフィスにいることと、復帰の可能性のあることをほのめかしました。

しかし、Bloombergによると、アルトマン氏は復帰に前向きですが、統治構造の変更と不正行為がなかったとする声明の発表を希望。取締役会は当初解任に同意したものの、現在は拒否しており、後任候補の検討も行っています。

MicrosoftのCEOサティア・ナデラが交渉を主導しており、マイクロソフトはOpenAIの最大の投資家です。さらに、セールスフォースの元共同CEOブレット・テイラーが新たな取締役になる可能性があるとも報じられました。

アルトマン氏、OpenAIに復職せずMicrosoftへ

マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏はアルトマン氏とグレッグ氏がマイクロソフトに入社し、新たな社内AIチームを率いることを発表しました。一方OpenAIの取締役会は、アルトマン氏の後任に暫定CEOとしてTwitchの創業者エメット・シア氏(Emmett Shear)を起用しました。

抄訳

我々は、エメット・シアがOpenAI社の新しいリーダーシップチームを知り、彼らと一緒に働けることを楽しみにしています。また、サム・アルトマンとグレッグ・ブロックマンが同僚とともにマイクロソフトに入社し、新たな先進AI研究チームを率いるというニュースを共有できることを非常にうれしく思います。

解任にあたる決定的な理由は明らかになっていませんが、ChatGPTの商用化などビジネス路線を急ぐアルトマン氏らと、人間は AGI (汎用性人工知能)に対抗できないと危惧するイリヤ・サツキバー氏ら取締役との間で溝が生まれたとの見方が広まっています。

従業員の9割が取締役会の辞任とアルトマン氏復帰の署名を提出

シリコンバレーのジャーナリスト、カーラ・スウィッシャー氏は20日早朝、OpenAIの従業員約700人中505人が署名したという取締役会への書簡の画像を投稿しました。

抄訳

速報: 従業員 700 人中 505 人@OpenAIが取締役会に辞任を伝えました。

この書簡で従業員は「皆さんにOpenAIの経営を監督する能力がないことは明白だ」とし、現在の経営権を握るNPOの理事全員が辞任し、アルトマン氏とブロックマン氏を復帰させなければMicrosoftの子会社に入社すると主張しました。最終的に、この書簡にはOpenAIの従業員の9割に及ぶおよそ700人余りがこの書簡に署名しました。

また、書簡の署名者の中には、この時点取締役である共同創業者でチーフサイエンティストのイリヤ・サツケバー氏の名前や、暫定CEOに指名されたミラ・ムラティ氏の名前も見られます。

一方、OpenAIの混乱を受けて、他のテクノロジー企業によるOpenAIの優秀な人材の引き抜き競争が起こる可能性もあります。米セールスフォースのCEO、マーク・ベニオフ氏は20日(米現地時間)、OpenAIを退社する研究者を直ちに採用するとXに投稿し、同社での報酬に見合った給与をオファーするとコメントしました。

抄訳

Salesforce は、現金および株式全額を退職届としてOTE提出したOpenAI研究者をマッチングして、シルビオ・サバレーゼ氏率いるSalesforce Einstein Trusted AI研究チームに直ちに参加させます。私たちの信頼できる AI エンタープライズ革命に参加してください。

エメット・シア氏が暫定のOpenAI CEOに就任。アルトマンとの交渉は決裂

The Informationによると、共同創設者兼取締役のイリヤ・サツケヴァー氏は、アルトマン氏がCEOとして復帰する予定はないとコメント。また、ミラ・ムラティ氏に代わってTwitchの創業者であるエメット・シア氏が就任したと分かりました。

抄訳

今日、私は一生に一度の機会、つまりOpenAIの暫定CEOになることを検討するよう誘われる電話を受けました。家族と相談し、数時間だけ考えた後、受け入れることにしました。

私がこの仕事に就いたのは、OpenAIが現在存在する最も重要な企業の1つであると信じているからです。

OpenAIの首席研究者イリヤ・サツキバー氏、反省を伝える投稿をポスト

イリヤ・サツキバー氏は、現地時間11月20日午前5時ごろに「取締役会の行動に参加したことを深く後悔しています。OpenAIを損ねるつもりは全くありません。一緒に構築してきたものすべてが大好きで、会社の再統合のためにできる限りのことをするつもりです」とXにポストしました。

アルトマン氏はこのポストにハートの絵文字3つを付けてリポストしました。また20日の午前10時過ぎには「私たちはこれまで以上に団結し、献身的に取り組み、集中力を高めている。皆、何らかの形で協力するつもりです」とポストした。

抄訳

私たちはこれまで以上に団結し、献身的に取り組み、集中力を高めています。私たちは皆、何らかの形で協力するつもりです、そして私はとても興奮しています。1つのチーム、1つのミッション。

その投稿からおよそ1時間後にアルトマン氏は「サティアと私の最優先事項は、OpenAIが今後も繁栄し続けるようにすることです」とポスト。

OpenAIとMicrosoftのパートナーシップにより、繁栄は実現可能だとコメントしました。

アルトマン氏の解任騒動、ついに終着。米OpenAIのCEOに復帰。

米OpenAIは11月21日(現地時間)、サム・アルトマン氏が同社のCEOに就任すると発表しました。取締役会も、ブレット・テイラー氏、ラリー・サマーズ氏、アダム・ダンジェロ氏のメンバーで新しく組織されます。また社長を辞任していたグレッグ・ブロックマン氏も復帰します。

抄訳

私たちは、サム・アルトマン氏がCEOとしてOpenAIに戻り、ブレッド・テイラー氏、ラリー・サマーズ氏、アダム・ダンジェロ氏の新しい初期取締役会を構成することの基本的合意に達しました。

詳細は確認中です。ご迷惑をおかけしました。

アルトマン氏は、自身のXで「私はOpenAIが大好きで、ここ数日間私が行ってきたこと全ては、このチームとその使命を維持するためにしてきました」とコメント。

米Microsoftのサティア氏もアルトマン氏のポストを引用する形で「私たちは、OpenAIの取締役会の変更に勇気付けられました。私たちは、強力なパートナーシップを構築し、この次世代 AI の価値をお客様やパートナーに提供できることを楽しみにしています」と述べています。

またサムアルトマン氏解任の原因の新たな理由として、人類を脅かしかねない強力なAIの発見があったとの情報も浮上しています。

ロイターは11月22日に、アルトマン氏解任の前にOpenAIの研究者数名が、人類を脅かす可能性のある強力なAI「Q*」(Qスター)の発見を警告する書簡を取締役会に送っていたことが関係者の話で分かったと発表しました。Q*はAGIを目指す技術とされ、高度な数学問題を解く能力を持つとされています。

研究者の書簡では、ビジネス路線を走るアルトマン氏に対する取締役会の不満や懸念、またAIの優れた能力と潜在的な危険性を指摘しており、書簡が提出された後、アルトマン氏は解任されています。

サム・アルトマン氏の電撃解任報道からはじまり、OpenAIのCEO復帰するまで、激動の4日間となりました。

中村 優斗

中央大学法学部を経てAIsmileyにジョイン。国内外のAIトピックを日々ウォッチ。2級知的財産管理技能士、日本ディープラーニング協会 (JDLA) G検定2021#2取得、JDLA Generative AI TEST 2023 #1合格。経済産業省主催のデジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」2022年度第1ターム「ケーススタディ教育プログラム」Gold修了証。CDLEコアメンバー、「DX情報交換チャンネル」と「DX情報交換+グループ」を運営。

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