生成AI

最終更新日:2022/09/22
NVIDIAは9月20日、ゲーム・アプリケーション向けの新技術NVIDIA®DLSS3を発表しました。
このAIニュースのポイント
DLSSは、ネイティブ解像度よりも小さい解像度でレンダリングし、そのあと映像出力の解像度まで引き伸ばすという技術で、GPUの負荷を低減してパフォーマンスを高められることが特徴です。
今回発表された最新のDLSS3は、AIで高速化された超解像技術に基づいて構築されており、優れた画質と、力ずくのレンダリングと比べて最大4倍のパフォーマンス、さらに包括的なゲーム体験を決定づける素早い反応速度を実現します。
RTX40シリーズで用いられるこの技術は、オプティカルマルチフレーム生成と呼ばれる新しい機能を導入しています。
これは、画面に描画する際にピクセルを生成するだけではなく、まったく新しいフレームを生成することで驚異的なパフォーマンス向上を実現するものです。
DLSSフレーム生成はGPUで後処理として実行されるため、ゲームでCPUがボトルネックになっている場合でも、フレームレートを高めることができます。物理演算が重いゲームや大規模な世界を扱うゲームなど、CPUで制約されたゲームの場合、DLSS3により、CPUがそのゲームを計算できるフレームレートの最大2倍のフレームレートでゲームをレンダリングできます。
DLSS3の革新的なパワーは、芸術的なビジョンを表現したいゲーム開発者にとって大きなメリットとなります。このテクノロジーは、UnityやUnrealEngineなどのゲームエンジンにも搭載されています。
また、多くのゲーム開発者からも支持され、35以上のゲームとアプリケーションがサポートを表明しています。そしてDLSS3は前バージョンのDLSS2の統合の上に構築されるため、ゲーム開発者は、DLSS2またはNVIDIA Streamlineを既にサポートしている既存のタイトルですぐに有効にすることが可能です。
出典:PR TIMES
PCの中で、描画を行う部分です。グラフィックボードとも呼ばれます。GPUの性能が高いとゲームや映像処理がより快適に行えます。
GPUを効率的に使うことで、負荷を軽減してパフォーマンスを高めることができる技術です。NVIDIA製のRTXシリーズのGPUで対応しています。
オプティカルマルチフレーム生成という新技術により、さらに効率的に高いパフォーマンスを引き出せることが特徴です。また、CPUの性能が低い場合でもパフォーマンスの向上が期待できます。最新のRTX40シリーズでのみ使える機能です。
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