Spectee、水害発生時の浸水範囲をAIがリアルタイムで3Dマップ上に再現するデジタルツイン技術を開発!
最終更新日:2022/08/08
デジタルツインとは、IoTやAI、ARなどの技術を用いて仮想空間に物理空間の環境を再現し、あらゆるシミュレートを行うことで、将来を予測することに役立つ技術です。
株式会社Specteeが、AIを活用したデジタルツイン技術で、水害発生時の浸水範囲をリアルタイムに3Dマップ上に再現することに成功しました。
災害時の最新情報やリスクを可視化することで、いち早く人々の安全を確保することが期待できます。
このAIニュースのポイント
- スペクティが水害発生時の浸水範囲をリアルタイムで3Dマップに可視化する技術を開発
- SNSや、道路河川に設置されたカメラの僅かな画像・映像からでも正確な情報を取得
- 周辺地域を含めた推定浸水範囲など被害情報を可視化、被害を最小限にとどめるための対策に貢献
スペクティでは、台風や集中豪雨など近年多発するする水災害において、災害発生時からほぼリアルタイムに浸水範囲と浸水深を3Dマップ上に再現する技術の開発を進めています。
被害状況をビジュアルにわかりやすく把握し、災害対応計画の策定を迅速化しています。
今回、令和2年7月豪雨時の熊本県球磨川周辺をモデルケースとした検証が行われました。
SNSに投稿された画像や降水量のデータ、降雨地の地形データ、さらに過去の水害データを組み合わせて解析することで、浸水範囲と浸水深を瞬時に3Dマップ化しました。
この技術検証では、SNSの画像1枚からでも非常に正確な浸水範囲や、周辺地域の浸水深の推定が可能であることが確認されました。
そのため、水害が発生した場合、SNSや道路や河川のカメラ等を通じて取得できる僅かな画像・映像からでも正確な情報を引き出すことができます。
周辺地域を含めた推定浸水範囲や浸水深をリアルタイムに3Dマップ化し被害状況を把握できるため、迅速な災害対応に役立てられると期待が寄せられています。
最近は地震が多く、いつ大きな災害が来てもおかしくないような状況です。
不安が募りますが、今回のデジタルツイン技術があれば、被害拡大やリスクを最小限にとどめることができるかもしれませんね。
出典:PR TIMES
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