生成AI
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最終更新日:2024/11/11
BCGが、日本の半導体産業の課題や将来の展望を考察したレポートを発表しました。生成AI需要に応じた次世代メモリ分野の成長が期待されます。
このAIニュースのポイント
経営コンサルティングファームのボストンコンサルティンググループ(BCG)は、日本の半導体産業の課題や将来の展望を考察したレポートを発表しました。生成AIに用いられる次世代メモリ分野は日本にとって大きなチャンスであると考察されています。
生成AI需要の増加を背景に、AI関連サーバーの出荷台数が2023年から2027年にかけて6倍に増加する見込みです。2024年から2027年には、作業用メモリとして機能する半導体メモリ「DRAM」の出荷量が年平均21%成長し、特に生成AI向けの高帯域メモリ(HBM)がこの成長を牽引すると予測されています。
本レポートでは、次世代メモリ分野における日本の優位性について、2つの点が指摘されています。
1点目は、日本がメモリ関連の素材レベルで多くの知的財産を生み出している数少ない国である点です。2点目は、先進的なメモリチップの製造において、最先端技術である「EUV(極端紫外線)リソグラフィー」の活用が見込まれる国である点です。
これらの優位性は、日本が従来強みを持つ半導体材料や製造装置のエコシステムと結びつくことで、次世代メモリ開発の成功を後押しすると分析しています。
また、日本の半導体産業再興のための成功条件として「単なる市場の参加者ではなく、技術的なリーダーを目指す」「民間投資の呼び込み」「国内でのイノベーション」「長期的な視点で政策を策定する」「国内人材の育成を優先する」の5つが挙げられています。
日本の半導体産業では、「経済産業政策の新機軸」に基づく投資が進み、特にロジック半導体分野が活性化しています。
このような状況下で、次世代DRAM産業の育成は、さらなる産業活性化と政策実現の加速に寄与すると期待され、BCGの分析では10年間で最大860億ドルの経済効果が見込まれています。さらに、次世代DRAMは脱炭素や供給網強化、生産性向上といった課題にも貢献するとされています。
本レポートの共著者であるBCGの日本共同リーダー小柴優一氏は「正しい目標設定と大規模な投資、そして慎重な政策を組み合わせることで、日本は経済産業政策の新機軸の方向性に沿い、半導体産業をさらに力強く発展できる」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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