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最終更新日:2024/04/03
地域密着型の不動産業界は、あらゆる産業の中でもIT化に立ち後れている業界といわれています。これはなぜかというと、どうしても「不動産物件」というモノが介在する取引であることに加え、さまざまな規制や要求される書類の数などが多く、IT化しにくいためです。ただ、近年は「不動産テック」と呼ばれる不動産向けのITサービスが立ち上がっているのも事実です。今回は、チャットボットを活用した不動産テックを見ていきましょう。

博士.comでは2018年8月、休日に自社Webサイトや大手ポータルサイト(スーモ、ホームズ、アットホームなど)から物件検索を行うユーザーに対し、営業マンの代わりに反響の一次対応をする「博士のチャットブッキング」( https://www.j-s-p.com/ai_chatbot/ )をリリースしました。ユーザーは、AIチャットとやりとりをして部屋探しが可能。
ユーザーの検索条件(エリア、家賃、価格、間取り、こだわり条件)などを読み取り、登録物件の中から希望に近いものを提示するほか、休日や営業時間外でも来店予約を受付けることができます。また、来店予約一覧、ログイン履歴、ユーザー閲覧物件履歴、新着メールの自動配信といった機能も備え、潜在顧客の囲い込みが可能です。

「レオパレス21バーチャルデスク」としてAI店員がユーザーを出迎え、店頭で相談している感覚で物件を探すことができます。同サービスの導入で、深夜や休日といった営業時間外に加え、店舗から遠いエリアで物件を探すユーザーの利便性が向上しました。また、24時間体制でAIが入居後のサポートをする「LEO SUPPORT」も提供しています。そのため、「バーチャルデスク」を導入したことで、物件探しから入居後まで一貫してAIチャットボットがサポートする体制が整ったといえるでしょう。
関東エリアを中心に1,000万円以下・坪30万円からのローコスト住宅を手掛ける「はなまるハウス」を運営するケイアイスター不動産は、規格型注文住宅専門サイトにチャットボットを設置しています。注文住宅のサイトは、間取りや価格、構造など、様々な要素があるため分かりにくく、ユーザーが欲しい情報がすぐに手にできないという課題がありました。その点、事前にユーザーが質問すると想定される内容をチャットボットに設定することで、知りたい情報を即座に提供できるほか、深夜や休日といった営業時間外でも対応が可能になったのです。
このように、不動産業界でのチャットボット利用は「来店のハードルを下げる」「営業時間外やエリア外でも即座に対応できる」の2点がカギになっているといえます。住宅購入や物件探し、リフォームなどは、家族全員がステークホルダーとなるため、休日や夜間の問い合わせや情報検索が多い分野です。ただ、こうした時間帯は不動産仲介業者の営業時間外にあたることも多いため、知りたい情報をすぐに得られないユーザーがWebサイト上から離脱してしまうことも少なくありません。
また、実際に店舗に足を運んで物件見学や相談をしたいというニーズがあっても、複数のハウスメーカーや仲介業者を比較したいユーザーは、過度の売り込みや勧誘を恐れて、来店までに心理的ハードルを感じている可能性があるのです。その点、Web上でのAIチャットボットによる対応であれば、こうしたユーザーの心理的なハードルを下げることができる一方で、企業側はユーザーの検索履歴やチャットボットとの会話ログから、ニーズを収集・分析することが可能になります。不動産はリアルの要素が非常に強く、デジタル空間に落とし込みにくい産業分野ではあります。
ただ、AIチャットボットがリアルとネットをつなぐことで、あらたな可能性を模索することもできるでしょう。現在は無料版を用意しているAIチャットボットも多いので、自社にマッチするサービスを比較検討するためにもうまく活用してみてはいかがでしょうか。
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