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最終更新日:2024/02/11
株式会社datagustoが、自社で開発するSaaS型分析ツール『datagusto』の製品版リリースへ向けて8,500万円の資金調達を実施。
昨年4月にローンチされたβ版の機能をパワーアップし、今年10月にリリース予定です!
このAIニュースのポイント
『datagusto』は、従来データサイエンティストに依頼していたAIによる高度な分析が、”レシピ”という分析テンプレートを選ぶだけで簡単に行えるSaaS型ツールです。
昨年4月、創業後半年でプロダクトローンチしたβ版は、リコーや大和ライフネクストなど大手企業各社で導入され「営業における受注確度の精査」や、「最適架電時間の推定」、「顧客離脱の予測」などのレシピが活用されています。
今回調達した資金は、『datagusto』の製品版開発、ならびに人材採用強化に充てられます。
この製品版では、顧客管理サービスのデータ連携機能強化、UX/UIの刷新、シミュレーション機能、レシピの拡充などが計画されています。
『datagusto』は、「レシピ」を選択し必要なデータをアップロードするだけで、データの前処理から最適なアルゴリズムを使用したAIモデルの学習までを自動で行います。
現在までに用意したレシピは、データの前処理の方法や最適なアルゴリズムが、その特徴や分析の内容に応じて注意深く選択・設計されています。
AIモデルの自動学習では、ハイパーパラメータチューニング等AIモデルの予測精度を向上させる仕組みや、過学習が発生しないよう交差検証による性能評価など、多岐に渡る高度な自動化が行われています。
学習が完了したAIモデルは『datagusto』のサービス上で保存され、特別な操作なしに、いつでも利用できます。
また『datagusto』は、セキュリティへの取り組みにも力を入れています。
Amazon Web Services上に構築されたクラウド型サービスであるため、AWSが推奨するセキュリティガイドラインに従っています。
AIモデルを学習する際に使用するデータが暗号化された状態で『datagusto』に送信されるため、AIモデルの学習完了後に削除することでサービス上のデータを保持しないようにすることができます。
学習済みAIモデルの管理が必要なデータについても、暗号化を行った上で保管するなど、万が一悪意のある第三者が盗み見ようとしても解読できない仕様となっています。
その他にも、セキュリティを向上させる手段として接続元のIPアドレスを制限する対応も可能です。
21年10月の製品版ではCRMツールとのデータ連携機能の提供を開始します。
この機能では、CRMツールが提供するAPIと『datagusto』を接続し、分析に必要なデータを『datagusto』がCRMツールから自動的に読み込みます。
データの事前準備も不要になり、より簡単かつ便利に分析ができるようになります。
今回ご紹介した『datagusto』の製品版では以下のレシピの準備、開発が予定されています。
機能が充実した上に、セキュリティ対策も万全!
誰もがデータからグストー(gusto, おいしさ、歓び)を得られる新たなサービス、是非検討してみてはいかがでしょうか。
出典:PR TIMES
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