日本新聞協会 「生成AIによる報道コンテンツ利用をめぐる見解」を表明
最終更新日:2024/01/26
日本新聞協会は、生成AIによる報道コンテンツ利用をめぐる見解を表明しました。
このAIニュースのポイント
- 日本新聞協会は5月17日、生成AIが報道機関の記事や画像などを利用することについての見解を公表
- AIの利用は国境を越えた情報のやりとりがなされるため、各国で法整備を進めると同時に法制度の調和を図ることも課題
- 「日本政府に対し、著作権法などを含む法制度全体の観点から対応するよう求めました」とコメント
一般社団法人日本新聞協会は、生成AIによる報道コンテンツ利用をめぐる見解、生成AIが報道機関に与える影響への懸念を表明しました。
「生成AI」の急速な発展により、社会の様々な面で利便性の向上が期待されています。一方、他人の著作物等をAIが無断利用したり、AIを不適切な形で使用する負の影響も広がっています。AI技術の進歩に法律や社会制度が追いついておらず、AI開発会社の情報開示も限定的です。
また、健全な言論空間を守る観点から課題が生じており、報道関連分野における懸念について日本新聞協会は、「言論空間の混乱と社会の動揺」、「個人情報保護上の懸念」、「現行著作権法や法改正に至る過程の問題点」、「報道機関の著作物等をめぐる課題」、「不透明な運用実態、権利者への不十分な情報開示」の意見を表明しています。
AIによる報道コンテンツの利用実態は分からず、不適切な利用が分かったとしても該当部分のデータをAIからどう取り除くのか、手続きやルールは定まっていません。AI開発者側に、どの報道機関のコンテンツを学習データ等に利用しているのか、情報開示や告知の義務を負わせる規律が必要です。AIによる機械学習や、開発されたAIを利用する行為は国境を越えた情報のやりとりがなされるため、それぞれの国で法整備を進めると同時に、各国の法制度の調和を図ることも課題と言えます。
日本新聞協会は「政府には、著作権法や個人情報保護法を含めた法制度全体の観点から、生成AIが社会と調和するものとなるよう、制度的な対応を望んでいます」とコメントしています。
出典:一般社団法人日本新聞協会
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