生成AI

最終更新日:2025/04/11
Osaka MetroとNTT西日本グループ、NTT Com、ugoは、生成AIを搭載した多言語対応の対話・案内ロボット「ugo」の実証実験を夢洲駅で開始しました。
このニュースのポイント
Osaka Metro(大阪市高速電気軌道株式会社)は、西日本電信電話株式会社(NTT西日本グループ)、NTTコミュニケーションズ株式会社、ugo株式会社と共同で、対話・案内ロボット「ugo」を2025年4月4日よりOsaka Metro中央線の夢洲駅に設置し、生成AI「tsuzumi」等を使用した社会実験の継続を発表しました。
「ugo」は、NTT西日本グループとNTT Comが連携して提供する生成AI「tsuzumi」を活用し、外国人観光客を含む多様なお客さまと対話を行うロボットです。日本語、英語、中国語、韓国語に対応し、音声による案内や会話を行います。
「ugo」は、2025年1月15日から3月15日まで梅田駅に設置され、過去に約6,000件の応対実績があります。一方で駅構内放送に反応してしまう事象や、お客さまの質問に対する回答精度といった課題も明らかになっており、今回の夢洲駅での設置は、これらの課題を改善したバージョンアップ版として実施されます。
夢洲駅は、2025年の大阪・関西万博に向けて多数の来訪者が予想され、多言語対応や利用者の行動観察に最適な拠点駅となります。実験期間は2025年4月4日から10月31日まで行われ、夢洲駅南改札外にロボットを設置します。ロボットは定期的に発話し、利用者に対して挨拶や声かけを行うほか、問いかけに応じた自然な対話を試みます。
Osaka Metroは、駅を利便性のある拠点に変える「Osaka Metro 109駅サービス拠点化プロジェクト」を進めており、NTT西日本グループが通信環境の提供とプロジェクト管理を担当し、NTT Comが生成AIを活用したサービス開発を行い、ugoがロボットを提供しています。この取り組みは、AIとロボット技術の活用により、今後の人手不足課題の解消と質の高い駅サービスの両立を目指しています。
出典:Osaka Metro
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