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国内初、オプティム構築のオンプレミスLLM「OPTiM AI」が電子カルテと連携。臨書現場へ導入へ

最終更新日:2024/04/17

オプティムは、同社構築LLMを、電子カルテシステムと連携し、織田病院の臨床現場に試験的な導入を実施しました。

このAIニュースのポイント

  • オプティム提供LLM「OPTiM AI」を、電子カルテシステムと連携。織田病院の臨床現場に導入
  • オンプレミスモデルの採用により、安全性の高い環境下で運用が可能となる
  • 「OPTiM AI」を活用し、文書作成業務をはじめとするタスクを軽減することで、医療関係者の支援を行う

社会医療法人 祐愛会織田病院、株式会社オプティム、株式会社シーエスアイは、オプティムが構築する大規模言語モデル「OPTiM AI」を、シーエスアイの電子カルテシステム「MI・RA・Is(ミライズ)」と連携し、織田病院の臨床現場に試験的な導入を行いました。

医療従事者は、医療行為そのものだけではなく、患者の記録や報告書の作成などの間接的なタスクにも直面しています。特に織田病院では、入退院支援に力を入れており、その一環として日常的に生じる患者の入退院に伴って多大な文書作成業務を必要としています。

これらのタスクによってリソースが割かれてしまったり、過度な時間外労働を引き起こすなど現場スタッフの負担になっており、今回のプロジェクトの実施にいたりました。

本プロジェクトは、外部ネットワークへの接続を必要としないオンプレミスLLM「OPTiM AI」を活用しています。


「OPTiM AI」とは、オプティムが提供する、外部インターネットの接続なしで動作が可能となるLLMで、患者の個人情報を含むデータの取り扱いにおいて、外部攻撃や患者情報の漏洩リスクを削減でき、安心して臨床現場に取り入れることができます。なお、オンプレミスのLLMが臨床現場に導入されたのは、今回が国内初です。

現在、本プロジェクトでは「OPTiM AI」による「入退院時看護サマリー」の自動生成を中心に取り組んでいます。

次年度には、この技術の適用範囲の大幅拡大を目指しており、織田病院ら3社は、医師や看護師をはじめとした医療従事者向けの要約ニーズに応えるだけでなく、電子カルテシステムにおけるさまざまな入力作業の自動化にも対応していく予定です。

さらに、紹介状の作成支援や汎用的なチャットボット開発も視野に入れ、医療現場のDX推進を目指します。これにより、医療従事者は本来の医療に集中でき、患者のケアの質が向上することが期待されます。

出典:@Press

AIsmiley編集部

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