OpenAI、ロスアラモス国立研究所と提携。GPT-4o活用のバイオサイエンス研究に向けて前進
最終更新日:2024/07/17
OpenAIとロスアラモス国立研究所は、バイオサイエンスにおける生成AIの安全性・有効性を評価するため提携を発表しました。
このAIニュースのポイント
- OpenAIとロスアラモス国立研究所が提携。バイオサイエンス研究におけるマルチモーダルAIの安全利用を目指す
- あらゆる研究者によるGPT-4o活用を想定し、生物学的脅威のリスク低減に向けた研究を実施
- マルチモーダルなAI活用による安全性や有効性を検証。新しい評価基準の確立を図る
OpenAIは7月10日、ヘルスケア・バイオサイエンス分野の研究に取り組む機関のロスアラモス国立研究所との提携を発表しました。バイオサイエンス研究においてマルチモーダルなAIを安全に使用することを目的としています。
ロスアラモス国立研究所は、AIは科学の分野で大きな利益をもたらす可能性を秘めた強力なツールであると同時に、リスクも伴うものとし、特に生物学的脅威に関するAIの安全性を評価するとしています。
そこで今回の提携により、OpenAIのマルチモーダルな最新モデルである「GPT-4o」を駆使することで、専門知識がない人でも生物学的脅威を作り出してしまうリスクの低減について、共同で研究する取り組みが行われます。
具体的には、経験の浅い研究者とプロフェッショナルな研究者がそれぞれ同じ条件で、遺伝物質の導入や細胞培養といった基本的な研究タスクをこなし、「GPT-4o」を使いトラブルシューティングをした場合の性能を評価します。「GPT-4o」による研究タスク遂行の精度を調査することで、どのように研究者のスキルを向上させ、研究タスクを補助するフロンティアモデルとなるかを、定量化し評価することを目指します。
また、これまでの評価では、書面によるテキストでの出力としてGPT-4が活用されていましたが、新モデルの「GPT-4o」によって音声や視覚の入力が可能になり、より研究の幅が拡張されます。
OpenAIは、今回のような民間部門と公共部門の連携は、AIの安全性と有効性の新しい基準を確立し、人類に利益をもたらすイノベーション活用において極めて重要であると強調しています。
出典:OpenAI
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