岡山大学、LLMを用いたAIによる質問応答システムを独自開発
最終更新日:2024/05/30
岡山大学は、LLM技術を利用した質問応答システムを独自に開発しました。ユーザが自由記述で質問しても、正しく回答します。
このAIニュースのポイント
- 岡山大学がLLMを利用したFAQシステムを独自開発
- ユーザーの自由記述に対して、正しく回答することができる
- 生成AIの課題である誤った文の生成を、LLMをFAQの検索に適用することで回避
国立大学法人岡山大学は、LLM技術を利用して、キーワードやカテゴリーを意識せずに質問できる質問応答システムを独自に開発しました。ユーザーが自由記述で質問しても、質問の微妙な違いを吸収して正しく回答することができます。
この質問応答システムは、AIが既存のFAQデータからユーザの質問に最も近い質問を検索し、その回答を返すものです。また、これらは大学内のサーバ上に独自に構築されています。
第一弾として、2024年5月22日から、岡山大学情報統括センターの「よくある質問(FAQ)」でサービスを開始しました。生成AIの課題として、誤った文を生成してしまうという欠点を、LLMをFAQの検索に適用することで、この欠点を回避しています。
今回の開発は、AI・数理データサイエンスセンターのサイバーフィジカル情報応用研究推進部門が主催する、学内異分野研究者を集めた研究会での交流がきっかけとして行われました。また、学内における先端の研究成果を情報統括センターの課題に適用することでこの質問応答サービスが誕生しました。
岡山大学准教授の竹内氏は「当初は回答をAIに出させることを想定していたが、FAQに書かれていない内容を答えることがあったので、検索だけのシステムにした。LLMで検索できるようになって、私自身もサービスをよりよく知ることができるようになった」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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