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野村総合研究所、AIが多様な視点からデータを分析する「多視点分析システム」を開発

最終更新日:2025/10/01

NRI 多視点分析システム

野村総合研究所は、AIの役割(ペルソナ)と性格を自由に設定し、多様な視点からデータを分析する「多視点分析システム」を開発しました。

このニュースのポイント

  • 野村総合研究所が、AIが多様な視点からデータを分析する「多視点分析システム」を開発
  • 利用者がAIに「役割(ペルソナ)」と「性格」を持たせることで、利用者の立場に合わせた応答が可能
  • AIの解説に対し、利用者が自然言語で問いかけることで、追加グラフを自動生成

株式会社野村総合研究所は、利用者が設定した役割や性格に基づき、AIが多様な視点からデータを解説する「データ分析におけるAIを活用した多視点分析システム」(特許出願中)を開発しました。

近年、多くの企業でAIによるデータ活用や分析支援が一般的になりつつあります。しかし、従来のAIによる分析コメントは、「誰の視点からの意見か」が不明確であり、利用者の立場や目的に合わせた解釈が難しいことが課題となっていました。

野村総合研究所は、AIからの応答における「視点の不明確さ」を解決するために、AIに「役割(ペルソナ)」と「性格」を持たせました。

利用者は、「経営層」「経営アナリスト」、さらには分析対象の動向に直接影響を受ける当事者である「ステークホルダー」といった役割を選択でき、AIがその選択された立場になりきってデータを解説します。

各役割の思考様式を模倣するプロンプト技術と、役割に応じた補足情報データベースを組み合わせることで、利用者の立場に合わせてより一貫した回答を得ることが可能です。補足情報には、公開情報だけではなく、社内文書や議事録などを取り込むこともできます。

また、性格のチューニング機能も搭載されており、ポジティブ・ネガティブの比率や「慎重なアナリスト」「楽観的な経営者」といった調整も可能です。組織文化や個人の思考スタイルに合わせ、柔軟なカスタマイズを実現します。

さらに、利用者が自然言語で問いかけると、AIが自動で追加グラフを生成します。分析のサイクルを高速化し、利用者は思考を中断することなくデータの深堀ができます。

本システムは、分析ダッシュボード型の独立したアプリケーションとして提供できるほか、既存の情報分析システムにモジュールとして追加導入できるよう設計されています。

野村総合研究所は、今後もAIをはじめとする先端技術の研究開発と社会実装を通じ、データに基づく業務プロセスの高度化と企業価値向上に貢献していきます。

出典:野村総合研究所

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