生成AI

最終更新日:2026/10/05
音声AI MCI判別精度実証
日本テクトシステムズは、認知機能セルフチェックアプリ「ONSEI Pro」に搭載された音声AIモデルの独立検証を実施し、高いMCI判別精度を実証しました。専門職の立ち会いを必要としない高い汎化性能も示されています。
このニュースのポイント
株式会社ディー・エヌ・エーの子会社である日本テクトシステムズ株式会社は、東京慈恵会医科大学、昭和医科大学の共同研究グループとともに独立検証結果を発表しました。検証対象は、同社が提供する認知機能セルフチェックアプリ「ONSEI Pro」に搭載された音声AIモデルです。
本検証は、音声AIモデルについて、開発時とは異なる158名を対象に実施されました。検証の結果、認知的健常群とMCI(軽度認知障害)および認知症群の判別において、判別精度の指標であるAUC(1.0に近いほど高精度で、0.9以上は高精度とされる)で0.936を達成しました。
認知症は現代社会が直面する重要な健康課題の1つです。認知症の前段階とされるMCIは、早期介入により進行を遅らせることが期待されます。しかし、標準的な検査は専門職の手配や長い検査時間、受診への心理的ハードルなどの課題がありました。
人の発話は、認知機能を反映する「デジタルバイオマーカー」として注目されています。一方で、従来の手法は長時間の録音を必要としており、短時間で日常的に実施できるスクリーニング手法が求められていました。
本研究では、アプリの自動音声ガイドに従って複数の課題を実施し、回答音声から話すテンポやリズム、声の揺らぎなどを抽出して解析を行いました。
結果として「時間見当識」と「即時再生」のみを用いた簡略モデルが、全課題を用いたモデルに匹敵する精度を示すことが確認されました。これにより、待機時間を要していた「遅延再生」がスクリーニング目的においては省略可能であることが実証されました。
これらの結果から、実際の検査実施時間が約2分に短縮されました。専門職の立ち会いを必要としないため、専門的な評価が届きにくかったプライマリケアや地域、在宅などの場でも活用が期待されています。
日本テクトシステムズは今後、同一人物に対して継続的に実施する縦断的検証を進める方針です。認知機能の経時的な変化や、MCIから認知症への進行リスクをより早期に捉える可能性について検証を深めていくとしています。
出典:DeNA
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら