日本調剤、AI薬歴作成支援サービス「corte」を導入。薬剤師の対人業務効率化や医療の質向上を目指す
最終更新日:2024/11/15
日本調剤は、corteとソラミチシステムが共同開発したAI薬歴作成支援サービス「corte」を11月11日から導入しました。
このニュースのポイント
- 日本調剤は、AI薬歴作成支援サービス「corte」を11月11日から導入
- 「corte」は薬剤師が患者との会話を録音し、生成AIが自動で要約して薬歴をSOAP形式で作成するサービス
- 薬剤師の薬歴作成時間を短縮し、業務効率化を図ることで、対人業務や医療の質向上を期待
日本調剤株式会社が、AI薬歴作成支援サービス「corte」の導入を11月11日から開始しました。このサービスは、株式会社corteと株式会社ソラミチシステムが共同開発したもので、日本調剤の50店舗に先行導入され、今後の効果検証を通じて拡大予定です。
厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」により、薬剤師は地域包括ケアシステムにおいて対人業務への転換が進んでいます。これに対し、日本調剤は医療サービスの質向上や医療人手不足解決を意識し、ICTや調剤機器を活用した業務効率化を推進しています。
AI薬歴作成支援サービス「corte」は、患者と薬剤師の服薬指導中の会話から、指導内容や患者が伝えた症状など薬歴に必要な情報を生成AIが自動で要約し、テキストにて表示します。服薬指導の際に「corte」内の録音ボタンを押すだけで利用することが可能で、薬歴に記載するための文章を簡単に作成できます。
通常の薬歴作成には、服薬指導中の患者の会話をメモに残し、服薬指導終了後に薬歴を記載する必要があり、薬剤師1人当たり1日平均1時間25分かかるとのデータがありますが、日本調剤は、今回「corte」の導入により、薬歴入力にかかる時間を減らすことができると期待しています。
また、業務の効率化に限らず、AIによって音声データを元に作成されることで、薬歴記載の抜け漏れを防止できることに加え、記載内容の客観性が高まり、薬歴記載の質の向上にもつながります。
今後は、「corte」による業務効率化の効果検証を継続して行い、導入店舗の拡大を検討していくとコメントしています。
出典:PR TIMES
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