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世界初、NECが映像認識AI×LLMにより、動画から説明文章を自動生成する技術を開発
最終更新日:2023/12/26
NECは、大規模言語モデルと映像認識AIを組み合わせ、長時間の動画から短縮動画と説明文章を自動生成する技術を世界で初めて開発しました。
このAIニュースのポイント
- NECは、世界で初めて大規模言語モデル(LLM)と映像認識AIを組み合わせ、長時間の動画から短縮動画と説明文章を自動生成する技術を開発
- ドライブレコーダーの動画分析等に活用することで、事故報告書の作成時間を短縮することが可能
- 本技術の試用版を、2024年3月に損害保険会社や自動車メーカーなどに提供していく予定
NECは、大規模言語モデル(LLM)と映像認識AIを組み合わせ、長時間の動画から短縮動画と説明文章を自動生成する技術を世界で初めて開発したと12月5日に発表しました。
今回開発された技術をドライブレコーダーの動画分析に活用することで、事故発生時の状況や発生に至った経緯などを説明する文章と短縮動画を自動で生成する事が可能です。また、損害保険金請求や交通安全指導などに向けた事故調査報告書をフォーマットに合わせて自動作成できるため、従来は手作業で行っていた報告書の作成にかかる時間の削減が期待できます。
近年、交通、物流、製造、建設、小売りなど、様々な場面で安全管理や業務の効率化を目的とした動画の利活用が進んでいる一方で、長時間の動画確認と、作業のヒヤリハットや改善点に関する報告書の作成に膨大な工数と時間がかかることが課題に挙がっています。
それらを背景に、映像認識AIとLLMを組み合わせた本技術が開発されました。
映像認識AIとLLMを組み合わせることで、報告書の作成に必要なシーンを迅速に見つけ出すことが可能です。また、LLMを事前にファインチューニングし、対象分野の専門知識を組み込むことで、高品質で正確な報告書を生成できるようになりました。
なお、本技術の試用版は、2024年3月に損害保険会社や自動車メーカーなどに提供を開始する予定です。
今回NECが開発した技術は、看護・介護記録の作成支援や製造・建設現場での作業記録の作成支援、自動運転用AIに学習させる事故シーンの収集と説明文の作成、放送映像向け特定コンテンツの収集とナレーション原稿の作成など、様々なユースケースに展開される予定です。
出典:NEC
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