モルフォ、AIによる物体検出「Morpho Deep Detector」の新バージョンリリース
最終更新日:2024/03/12
モルフォは、Morpho Deep Detectorの新バージョン3.0をリリースしました。
このAIニュースのポイント
- モルフォは高度な画像処理技術を組み込みソフトウェアとして提供している
- アップデートにより高速推論エンジンの最新版を内蔵し、学習モデルを一新
- 車載/モビリティ分野、監視カメラ/セキュリティ分野等での活用を視野に入れ、製品展開を推進していく
株式会社モルフォは、AIによる物体検出タスクの汎用APIライブラリ「Morpho Deep Detector」の新バージョン3.0をリリースしました。
モルフォは高度な画像処理技術を組み込みソフトウェアとして、国内外のスマートフォン、半導体メーカを中心にグローバルに展開しています。また、カメラで捉えた画像情報をエッジデバイスやクラウドで解析する、AIを駆使した画像認識技術を車載や産業IoT分野へ提供しています。
AIを利用したアプリケーションにおいて、物体検出(detection)タスクは基礎技術として広く利用されています。適用用途の例として、自動車分野では車載カメラを使用した自動運転や先進運転支援システムでの歩行者や走行車を検出するほか、車室内カメラによる乗員や物品の認識で用いられます。また、監視カメラ分野においては、人物やその状態認識などで広く利用されています。
モルフォは、こうした幅広い用途で活用できるよう、物体検出ライブラリMorpho Deep Detectorのアップデートを行いました。
今回のアップデートにより、モルフォの主力製品である高速推論エンジン「SoftNeuro」の最新版を内蔵しました。様々なハードウェアに対応し、ハードウェアリソースを最大限に活用することで、高速・低消費電力での高精度な物体検出処理が実現可能です。
また、付属する学習モデルを一新し、80品目を検出可能な学習モデルを用意しました。用途に合わせて、検出精度を求める場合と処理速度を求める場合で、5段階から学習モデルを切替可能となりました。これにより、ユーザーの選択肢が増え、アプリケーション開発の自由度が飛躍的に向上します。
モルフォは「今後も車載/モビリティ分野、監視カメラ/セキュリティ分野等での活用を視野に入れ、製品展開を推進していきます。」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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