盛岡市とNEC、生成AIを活用した業務効率化の実証を開始。自治体行政分野に特化した生成AIでDX推進
最終更新日:2024/12/16
盛岡市とNECは、自治体業務における生成AIの活用に向けて締結し、11月から盛岡市役所の一部の部門で活用検証を開始しました。
このニュースのポイント
- 盛岡市とNECが自治体業務における生成AIの活用に向けて締結し、11月から盛岡市役所の一部の部門で活用検証を開始
- NEC開発の生成AI「cotomi」を用いて、盛岡市の業務データを活用するシステムを構成
- 盛岡市役所の情報企画課・会計課・職員課で活用し、職員の業務効率化を目指す
盛岡市と日本電気株式会社(NEC)は、自治体業務における生成AIの活用に向けて締結し、11月から盛岡市役所の一部の部門で活用検証を開始しました。
生成AIには、ハルシネーションと呼ばれる正確性や信頼性の問題があり、特に専門性の高い業務での活用が難しいとされています。これらの課題解決には、専門的な業務に適応させた生成AIシステムを構築することが重要です。
NECでは、業界に先んじて生成AIを構築・提供することでノウハウを蓄積してきました。今回はその一環として、盛岡市と共同で自治体行政分野に特化した生成AIの実証を行います。
本実証では、NEC開発の生成AI「cotomi(コトミ)」を用いて、盛岡市の保有する業務データをLLMとRAGと呼ばれる文書検索技術を組み合わせた手法を用いたシステムに学習させ、盛岡市役所にて活用を検証します。情報企画課ではシステムに関係する問い合わせ対応、会計課では会計に関係する問い合わせ対応、職員課では福利厚生に関係する問い合わせ対応に活用し、職員の業務効率化を図ります。
盛岡市は、本実証での有効性を検証し今後のDXの推進に活かしていきます。また、その他のデジタル技術に関しても、行政DX推進のため実証などに随時取り組んでいく予定です。
出典:NEC
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