生成AI

最終更新日:2025/03/24
商船三井と富士通は、AIを活用した最適化配乗計画システムを共同開発し、従来の配乗計画作成時間を約7割削減しました。
このニュースのポイント
株式会社商船三井と富士通株式会社は、AIを活用した最適化配乗計画システムを共同開発しました。本システムは、船員のワークライフバランスを考慮しながら、効率的な配乗計画を実現するもので、2025年5月からの業務適用が予定されています。
海運業界では、船員の職位や資格、乗船・休暇期間、船の種類、スケジュール等の様々な条件を考慮しながら、適切な配乗計画を作成しています。商船三井ではこれまで、計画担当者が個別管理しているデータベースから条件を抽出し計画作成をしていたため、乗船・休暇期間の調整と計画作業に工数・時間を要していました。
そこで今回、富士通のコンサルタントが数理最適化技術を活用し、さまざまな要素を考慮したAI配乗計画システムを開発しました。本システムでは、運航スケジュールや業務要件に応じた最適な配乗を計画することで、お客様のニーズに対応します。
さらに、年間の乗船期間や休暇の配分を均等化するとともに、結婚や出産などのライフイベントを踏まえた配乗計画を実施することで、船員が十分な休息や私生活の充実を図れる環境を整え、連続乗船期間の短縮化や休暇付与の最適化を実現します。また、従来数時間を要していた計画作成時間を約7割削減する効果も期待されます。
商船三井は今後も、人財に関する基本的な考え方を示すHuman Capital(HC)ビジョン実現のためのアクションプランHC Action 1.0の下で、社員の働きやすい環境づくりを推進していく方針です。一方、富士通は本システムの支援を継続し、AIやデジタル技術を活用して社会課題の解決に貢献していきます。
出典:PR TIMES
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら