生成AI

最終更新日:2024/08/15
三菱UFJ信託銀行は生成AIプロダクト「Kasanare」を活用し、問い合わせ対応の一部を自動化したことで、対応時間が50%削減したと発表しました。
このニュースのポイント
Generative AIの社会実装を加速するカサナレ株式会社は、三菱UFJ信託銀行と共同検証を実施。生成AIプロダクト「Kasanare」を活用し、問い合わせ対応を一部自動化したことで、対応時間の50%削減を実現しました。なお、検証プロジェクトでの結果を受けて2024年4月から本格的に業務利用を開始しています。
一般的に信託銀行では、専門性の高い業務が多岐にわたり、社内外からの問い合わせ対応にも高度な専門知識が求められます。そのため、情報検索及び問い合わせ対応に膨大な時間がかかるといった課題があり、三菱UFJ信託銀行でもAI技術による解決を模索していました。
三菱UFJ信託銀行とカサナレの共同検証では、専用のRAGアルゴリズムを開発し、システムの仕様書や業務マニュアルをAIに読み込ませることで、問い合わせ対応を自動化しました。その結果、RAG技術によって90%以上の正答率を達成し、対応業務は50%削減。他の領域に展開した場合には、年間数十万時間以上の効率化が見込めることがわかりました。
また、この高い正答率はクエリの品質や複雑性に依存せず、高度なアルゴリズムと豊富なデータセットにより一貫して維持されています。さらに誤った回答は、独自のフィードバックループで修正されるため、精度は向上し続けます
三菱UFJ信託銀行は、今後は問い合わせ対応のために整備したデータ群を利用して、問い合わせ自動化に加え、AIエージェントの構築や新たなユーザー体験の実現を目指すとコメントしています。
出典:PR TIMES
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