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最終更新日:2024/02/22
マーケティング先進国の米国で発祥し、日本企業でも導入が進むマーケティングオートメーション(MA)。矢野経済研究所の調査によると、2017年のMAサービス市場規模は前年比23.0%増301億9,000万円と見込まれ、年々市場が拡大しています。今回は、日本でシェア上位を占めるMAツールの特徴についてまとめました。
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MAツールとは?営業活動を効率化するマーケティングオートメーション
Nexalの上島 千鶴氏が2017年にWebサイトに実装されている対象タグを調査した結果によると、 全調査対象33.3万社におけるMA導入数は1,677サイトで、導入率は0.5%でした。ただし、上場企業になると導入率は4.3%になります。
日本で人気のMAツールと言えば、まずシャノンが提供する「SHANON MARKETING PLATFORM(シャノン・マーケティングプラットフォーム)」。 国内における導入実績は900社以上、NTTソフトウェアやNTTコミュニケーションズ、ルネサス・エレクトロニクス、電通、日立製作所、日本生命といった大企業も導入しています。
半導体大手のルネサス・エレクトロニクスでは、 約80種・年間約300回開催する顧客向けのセミナーを部門ごと、リージョンごとに別々に行っており、その受付管理業務が煩雑化していました。これまではキャンペーンごとに申し込みページを作ったり、FAXで受付したりしていたものを、同社ではシャノンのMAツールを導入し、10リージョンで別々に運営していたキャンペーンの申込管理業務を統合。申し込み業務が3分の1と大幅に効率化した上に、日、英、中国語(繁体字、簡体字)、韓、露の6言語での対応を可能にしました。
1.Oracle Marketing Cloud
2.HubSpot
3.Adobe Marketing Cloud
4.Beeketing
6.IgnitionOne
7.Drawbridge
8.Active Campaign
10.Marketo
このうち、Oracle Marketing Cloudは日本でも人気のMAツールで、2位のHubSpotは米国発のMAツールで、2006年にボストンで創業しました。2016年には日本法人を設立し、日本企業の導入も増えています。HubSpotは顧客の興味関心を引き出す「インバウンドマーケティング」を得意とし、アクセス解析、Eメール配信、コンテンツ管理、ソーシャルメディアとマーケティングの基本プラットフォームを統合する機能を備えています。また、主要CRM(顧客管理システム)との連携も容易なので、マーケティングだけでなく顧客管理も可能です。
Adobe Marketing Cloudは、PhotoshopやPDFなどで有名なAdobe社によるMAツールです。ソーシャルメディアから電子メール、動画までを連携できるのが特徴。花王は、モバイルファーストとグローバルサイトの一元管理をめざし、Adobeのコンテンツ管理システム(CMS)とデジタルアセット管理(DAM)の統合ソリューションAdobe Experience Managerを導入。コンテンツの制作、更新作業が大幅に短縮されたことでコンテンツの配信もスムーズになり、コストも従来の2割程度削減できたといいます。
ここまで、日本や海外で人気のMAツールを紹介しました。どのツールもMAに必要な基本機能は備えていますが、細かく見ると使いやすさや料金体系などが異なります。導入を検討する際は、デモを見たり、機能について詳しく説明を受けたりしてから検討するとよいでしょう。
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