生成AI

最終更新日:2024/05/28
豆蔵は、AIエンジン「MZbot」における特許技術を取得しました。複数チャットボットの協調動作で回答制度が向上します。
このAIニュースのポイント
株式会社豆蔵デジタルホールディングスの事業会社である、株式会社豆蔵は、対話型AIエンジン「MZbot」において、回答精度を向上させる技術の特許を取得したと発表しました。複数の自動応答システム(チャットボット)が相互に連携し、回答制度を大幅に向上させます。
近年、AIの学習量増加により、ハードウェアリソースの枯渇や過学習による回答品質の低下が問題となっています。また、企業内で異なるチャットボット製品が使われるケースが増え、専門知識を持って製品を使い分ける必要が生じています。
こうした課題に対し豆蔵が生み出した特許技術は、複数のチャットボットが階層構造を持ち、上位階層と下位階層に分かれて協調動作(P2P動作)することで高精度な回答を提供します。
回答方式は、上位階層のチャットボットが下位階層のチャットボットの回答を集めて返す「集約型」と、上位階層のチャットボットが回答を持ったチャットボットを利用者へ案内する「紹介型」の2種類があります。
「集約型」の回答処理イメージ
「紹介型」の回答処理イメージ
今回豆蔵が取得した特許により、利用者は利用用途に応じてチャットボットを使い分ける手間が削減され、高い精度の回答を迅速に出すことが可能です。
さらに、AIの膨大な計算処理の負荷分散にも貢献するため、企業内のハードウェアリソース(サーバ機器、パソコン等)を最大限に有効活用できます。
この特許技術に基づくアルゴリズムは、対話型AIエンジン「MZbot」に実装・実用化されています。現在はMZbot同士の連携のみですが、将来的にはChatGPTやVertex AI(Gemini)、Amazon Bedrockなど多様な生成AIとの連携も予定されています。
出典:豆蔵
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