京都大学、東芝、WellmiraがAI健康アプリを活用した共同研究を開始。「遺伝情報を踏まえた減塩指導」の効果を検証
最終更新日:2024/09/25
京都大学、東芝、Wellmiraは、AI健康アプリを活用した、高血圧傾向の人に対する遺伝情報を踏まえた減塩指導の介入効果を検証する共同研究を開始しました。
このニュースのポイント
- 京都大学、東芝、Wellmiraが、高血圧傾向の人に向けた減塩指導の介入効果を検証する共同研究を開始
- 東芝の保有する企業コホートから調査対象者を決定。食事内容を記録するために、Wellmiraが提供するAI健康アプリを活用
- 調査で得られたデータは、京都大学が医学的知見を生かして解析・分析。効果が確認できれば、減塩指導プログラムをサービス化し現場での活用が期待される
京都大学大学院医学研究科社会疫学分野の佐藤豪竜研究員、株式会社東芝および株式会社Wellmiraは、AI健康アプリを活用した、高血圧傾向の人に対する遺伝情報を踏まえた減塩指導の介入効果を検証する共同研究を、2024年9月17日より開始しました。
本研究は、高血圧傾向のある個人の食塩感受性遺伝子を特定し、Wellmiraが提供するAI健康アプリ「カロママ プラス」を通じて個別のアドバイスを提供し、行動変容を促すことを目的としています。検証の効果が確認できれば、遺伝情報に基づいた減塩指導プログラムが開発され、高血圧対策に役立つと期待されています。さらに、個別化予防と「パーソナライズド・ニュートリション」の普及に貢献し、健康寿命の延伸を目指します。
高血圧症は、日本人の約3人に1人が罹患し、心疾患や脳卒中のリスク因子です。現在は、治療が一律で行われているため、遺伝的背景を考慮したより効果的な治療が求められています。特に、食塩感受性遺伝子型を持つ患者には減塩が効果的ですが、非感受性の患者には別の治療が必要で、個々の遺伝子型に応じた生活改善のアドバイスが重要です。
東芝は、同意を得た1.5万人以上の従業員からゲノムデータと過去10年以上のヘルスデータを収集しています。今回、約300名の参加者を対象に、介入群と2つの対象群に分けて調査を行います。
調査では、条件を変えて比較し、効果を検証するため、参加者を介入群、対象群①、対象群②の3つに分類。介入群に対しては、食塩感受性遺伝子型を有することを告知した上で、AI健康アプリ「カロママ プラス」を用いて食事内容を記録させ、AIによるアドバイスを配信します。対象群①は、アプリで食事内容を記録しますがアドバイスは受けず、対象群②はアプリを使用しません。
3ヵ月間の調査で得られたデータや、参加者の健康診断結果などの情報については、京都大学が研究機関としての医学的知見を生かし、解析・分析を行います。
出典:PR TIMES
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