KPMGジャパン、LUVO社と協業開始。「AIエージェント」を開発・活用し、経理業務改革を支援

最終更新日:2024/12/19

KPMGジャパンのあずさ監査法人とLUVOは、AIを活用した経理業務改革のソリューション開発、共同提案、業務改革支援サービスの提供において協業を開始しました。

このニュースのポイント

あずさ監査法人とLUVOが、AIを活用した経理業務改革のソリューション開発、共同提案、業務改革支援サービスの提供において協業開始
あずさ監査法人の経理業務の専門知見と、LUVOのAI開発やアノテーションの高い技術を組み合わせたサービスを提供
経理部門の個別業務向けAIアシスタントやAIエージェントの開発、人間の指示を理解して業務を行うAI社員の配置で人的リソースを削減

KPMGのメンバーファームである有限責任あずさ監査法人は、AIエージェントの受託開発・AI社員派遣サービスを提供する株式会社LUVOと、AIを活用した経理業務改革のソリューション開発、共同提案、業務改革支援サービスの提供において協業契約を締結しました。

多くの企業では、業務に生成AIを部分的に導入している段階で、完全にAIへ代替するには時間がかかる状況です。その一方で、日本は働き手の減少により、生産性向上とリソース削減が急務となっています。業務改革を進めるためには、定型作業の自動化と、人の判断や思考プロセスをAIに学習させて再現するアプローチの両方を併用することが重要です。

本協業では、あずさ監査法人の経理業務に係る専門知見や実績と、LUVOのAI開発やアノテーション技術を組み合わせ、経理部門の従業員の代理としてオペレーションを担う「AIアシスタント」と、オペレーション・ディレクションをワンオペレーションで実施する「AIエージェント」を開発します。

また、人間の指示を理解し、複雑なワークフローをこなす「AI社員」を経理部門業務に広く配置。業務の人的リソースを削減し、人間とAIの共創実現に向けた包括・伴走型支援や経理部門業務のアセスメント、AI適用による経理業務改革構想の策定などを支援します。

本サービスは「指示を与えることで自律的にタスクをこなしていく」AIアシスタント・AIエージェントを活用した業務改革支援サービスですが、将来的には「人の思考を学んでオーガナイズや意思決定を支援する」AI社員の開発・活用を目指し、さらなる業務改革を支援する方針です。

出典：KPMG